メンテナンスはどうする? 政府がフォード車購入の噂
アメリカに5500億ドル(約80兆円)という投資を約束した日本。その一環というには少額すぎるが、日本政府がアメリカ車を購入する噂が流れている。
候補として有力視されているのが、フォードのピックアップトラック「F-150」。ピックアップといえばアメリカ車の象徴であり、その草分けとも言えるFシリーズを買うとなれば確かにアメリカからは喜んでもらえそうではある。
どうやら政府内では、F-150を100台購入し、国土交通省の地方整備局で道路やダムの点検などに使う案を検討しているらしい。日米関税合意により米国車の国内販売が容易になったことを背景に、政府主導の導入で関係強化を印象づけたい考えもあるようだ。
一方、気になるのがメンテナンス。フォードは2016年に日本市場から撤退しているが、整備や部品供給は、アフターサービスを継承した一部事業者にまかせるのだろうか。
いずれにしろクルマ好きとしては、フォード車の日本復活は大歓迎。F-150にとどまらず、マスタングやブロンコ、エクスプローラーなどもぜひ上陸させてほしい!
そのほかクルマ&モビリティのニュース
●箱根駅伝はクリーンエネルギー車が大幅増加
箱根駅伝といえば、クルマ好きには「伴走車」も注目だったが、2026年の大会ではFCVやEVが大幅に増え、トヨタが提供する全40台のうち18台がそうなるという。MIRAIやレクサス RZのほか、有人運転とはいえ自動運転車両の「イーパレット」も登場するようだ。
各校の監督などが乗るノア/ヴォクシーなども、バイオ燃料を混ぜた低炭素ガソリン仕様となる。走りやすくなり好記録が出る?
●大阪・関西万博で活躍した水素燃料電池船が東京都に譲渡
大阪・関西万博で旅客移動に使われた水素燃料電池船「まほろば」が、東京都に譲渡された。岩谷産業が無償提供する基本協定を都と締結し、東京港で2026年度の運航開始を予定している。
定員150人の同船は、水素燃料電池と蓄電池のハイブリッドで航行する日本初の旅客船だ。都は水素普及啓発やイベントなどで活用する方針。
●トランプ関税が輸送船の入港にも!?
関税の影響を受けて米国への自動車輸出が減少しているが、別の「関税」が懸念されている。それが2025年12月に実施予定の入港料だ。
米政府は外国製自動車運搬船に対し1トン当たり46ドルを徴収予定。大型船では1.5億円超に達する見通しで、「隠れた自動車関税」ともいえる。北米でのクルマ値上がり要因となり、さらなる輸出減少を招く恐れがあり、要注目。
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