ひと昔前の日本車のデザインは輸入車に一歩譲るものが多かった。最近では街を走っている姿に思わず目を奪われることも多くなり、海外からも高評価のようだ。ここでは、海外の著名なデザイン賞を受賞した日本のクルマを見てみよう。
※本稿は2025年11月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ、マツダ、レクサス ほか
初出:『ベストカー』2025年12月26日号
Red Dot Award ベスト・オブ・ザ・ベスト賞2024:ホンダ 0 サルーン
●Red Dot Award……革新性と創造力を軸に、デザインを選出するドイツ拠点の国際的アワード。完成度や造形に宿る思想まで評価対象となる
2025年のジャパンモビリティショーにも登場した新世代EV「0サルーン」。
しなやかな躍動感を描き出すエクステリアデザインと、スポーティなシルエットからは想像できないほどの広々とした室内空間を実現し、見事、最上位にあたる「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞した。
Red Dot Award ベスト・オブ・ザ・ベスト賞2019:マツダ MAZDA3
そして時をさかのぼること2019年、同じく同賞に輝いたのが「マツダ3」。ブランド哲学「魂動デザイン」を軸に、生命感あふれる緻密で滑らかなボディラインを生み出し、世界のデザイン界を唸らせた。
日本発の二台が同じ栄誉に輝いたことで、国産デザインが世界の頂点で語られる時代の到来を示したのだ。
International Design Excellence Awards シルバー賞2005:レクサス LFAコンセプト
●International Design Excellence Awards……アメリカを拠点とする、環境配慮や社会的影響など製品が持つ本質的な価値を問う審査姿勢が特徴
多彩な受賞カテゴリーが並ぶなか、ともにシルバー賞に輝いたのが、レクサス「LFAコンセプト」とソニー「VISION-Sプロトタイプ」だ。
いまや誰もが知る国産スーパーカーであるLFA。その原点ともいえるコンセプトモデルは、繊細さのなかに潜む躍動感、そして研ぎ澄まされた内外装デザインが高く評価された。
International Design Excellence Awards シルバー賞2020:ソニー VISION-S プロトタイプ
一方の「VISION-S」は、先進技術と造形美を融合させた一台。単なるモビリティの枠を超え、「人を包む」空間づくりを提案した点が際立っている。
どちらも、機能美と情緒美を見事に両立した、日本発のデザイン哲学を体現する存在といえる。異なるアプローチを取りながらも、二台が示したのはテクノロジーと感性を調和させる、未来を見据えたデザインである。
























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