雪が降らなくても道路は凍る!!　急に冷え込んだらブラックアイスバーンに注意!!!

　関東地方など非降雪地でも急激に寒さが増してきた。こんなときクルマの運転で注意したいのがブラックアイスバーン。「いやいや雪降ってないし」と思わないでほしい。たとえ雨でも、急激に冷え込むと道路は簡単に凍るのよ！

文：ベストカーWeb編集部／写真：Adobestock（トビラ写真=daaakomo@Adobestock）

非降雪地こそ要注意!!　ブラックアイスバーンの怖さ

　ブラックアイスバーンとは、路面に薄く氷が張り、濡れたアスファルトのように黒く見える凍結状態のことだ。雪が積もっていないため視認しづらく、ドライバーが凍結に気づいたときにはすでに遅いケースも多い。ブラックアイスバーンの路面は、制動距離は絶望的に伸びるのだ。

「雪国の話でしょ」と思っちゃいけない。関東地方などの非降雪地では、前日に雨が降り、その後に気温が一気に下がることで、なんとブラックアイスバーンは発生するのだ。

　特に橋の上や高架道路、トンネルの出入口、日陰の交差点などは危険。普段は何気なく走っている道でも、急にクルマの挙動が変わることがあるため油断は禁物である。

急に冷え込んだ朝と夜の運転で意識すべきこと

　ブラックアイスバーン対策で重要なのは、凍結を前提にした運転を心がけることだ。

　外気温表示が0℃前後を示しているときは、路面が凍っている可能性を考慮すること。スピードを控えめにし、急加速や急ブレーキ、急ハンドルを避けるのが基本となる。スタッドレスタイヤを装着していても過信は禁物で、制動距離が伸びることを常に意識したい。

　雪が降らない地域だからこそ、冬の冷え込みは危険が潜んでいる。ブラックアイスバーンを知っているかどうかで、冬道の安全性は大きく変わるのだ。