「ブラックアイスバーン」でズルルッ!…恐怖の瞬間の正解は? ABS/ESC時代の運転術

ただし、いちばん大事なのは「滑る前」にスピードを落とすこと

 もっとも、ABSやESCは決して万能ではありません。ブラックアイスバーンのように極端にグリップの低い路面では、どれほど制御技術が進化しても、制動距離そのものを短くできるわけではないからです。

 そのため、「凍結しているかも」と感じたら、早めにスピードを落とし、前走車がいる場合は車間距離を十分に取ることが、何より重要な対策。とくに注意したいのが、橋の上や日陰、トンネルの出口付近などです。早朝や夜間、このような場所で路面が濡れているように見えたら、ブラックアイスバーンである可能性を疑ったほうがいいかもしれません。ブラックアイスバーンに対してもっとも有効な対処法は、結局のところ「滑らない運転」を心がけることしかありません。

橋の上や日陰、トンネル出口付近は、周囲より路面が凍結しやすい要注意ポイント(PHOTO:Adobe Stock_ lucky pics)
橋の上や日陰、トンネル出口付近は、周囲より路面が凍結しやすい要注意ポイント(PHOTO:Adobe Stock_ lucky pics)
ブラックアイスバーン対策の基本は、滑る前にスピードを落とすこと。十分な車間距離が、最大の安全装備になる(PHOTO:Adobe Stock_Dragoș Asaftei)
ブラックアイスバーン対策の基本は、滑る前にスピードを落とすこと。十分な車間距離が、最大の安全装備になる(PHOTO:Adobe Stock_Dragoș Asaftei)

◆     ◆     ◆

 ブラックアイスバーンでは、見えないがゆえに対応が遅れがちです。滑ってしまったら、迷わずブレーキを強く踏み続け、ABSやESCの制御に任せることが正解です。

 ただし、もっとも重要なのは、凍っているかもしれない路面ではスピードを落とすこと。最新の安全技術を正しく理解し、余裕ある運転を心がけましょう。

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