冬のエンジンオイルは乳化が進みやすい!
冬は長距離走行よりも、近場の近距離走行のほうが多くなる季節。この季節は、エンジン内部(オイル温度)が十分に温まる前に走行終了……となることも多く、エンジンオイルにとっては劣化が進む時期と言える。
さらに、エンジンは燃焼過程で水分を発生させるが、オイル温度が十分に上がらないことでこの水分は蒸発できず、エンジン内部にとどまることになる。とどまった水分はエンジンオイルと混ざり合い、白っぽくなった「乳化」と言われる状態となる。
自車のオイルフィラーキャップやオイルレベルゲージに付着したエンジンオイルが白っぽく変化していれば、それが乳化している状態。乳化しているエンジンオイルは、エンジンオイルが本来持っているエンジン内部保護性能を発揮できず、エンジン内部のパーツの摩耗を進め、エンジン内部の汚れや腐食を進めてしまう。
⚫︎乳化はHVで起こりやすい!?
また、HVはエンジン始動と停止を頻繁に繰り返すため、エンジン内部で結露が生じやすくなる。さらに、モーターだけで走行する場合はエンジン温度が上昇しづらく、エンジン内部に発生した結露による水分も抜けにくい。
乳化しているかどうかは先述のオイルフィラーキャップやオイルレベルゲージに付着したエンジンオイルの状態をチェックする。乳化が起こっていなくても、劣化が進みやすい冬を越したエンジンオイルは、春以降に長距離走行や厳しい夏を迎える前に交換しておきたい。
⚫︎パーツなどの交換時期は本来、自分の目で見て判断すべきだが……
ちなみにエンジンオイル交換の頻度についてははさまざまな意見があるが、自車の取り扱い説明書に書いてある使い方(シビアコンディションかメーカー想定内使用か?)や距離を過ぎることなく交換していれば大きなトラブルは起きないだろう。
自車のメンテナンスを自分で行うのは楽しいものだが、自身でチェックしても「パーツの交換時期などを判断できない」という人は、購入したディーラーの整備士や近くの整備工場の整備士さんに相談することをお薦め。
「バッテリーは2〜3年で交換、オイルは5000kmで交換」などはあくまで「目安」であり、クルマの使用状況によって大きく変わることは知っておきたいものだ。
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