先進技術を活かしきれず…
●三菱自動車 ディアマンテ
1990年に販売が開始された三菱自動車のディアマンテは、ファーストミディアムカーと称される高級志向の4ドアセダン。
ボディは3ナンバーサイズの余裕あるもので、この当時のアッパーミドルクラスセダンでは珍しいFF(前輪駆動)方式を採用していた。
バブル景気時代に誕生したディアマンテには、電子制御サスペンション&4WS(4輪操舵)などに加えてマルチビジョンや三菱インテリジェントコックピットシステムなど、好景気時代にふさわしい豪華な先進技術が多数盛り込まれていた。
そんな初代ディアマンテは目論見どおりのヒットモデルとなり、1990年の日本カー・オブ・ザ・イヤーも獲得した。
だが、ディアマンテの勢いは1995年デビューの2代目で失速してしまう。
2代目ディアマンテは初代のコンセプトを継承した正統後継車だったが、すでに日本のバブル景気は弾けていて、さらに4ドアセダン人気にも陰りが見え始めていた。
そして2000年には三菱自動車のリコール隠し問題が発覚してメーカーのイメージが下落し、これがディアマンテの販売にも影響を与えた。
セールス不振に陥ったディアマンテは、2005年に2代限りでシリーズの幕を下ろすことになった。
●BMW Z1
BMWが1987年のフランクフルトモーターショーで正式に公開し、2年後に販売を開始した2シータースポーツカーのZ1は風変わりなクルマだった。
最も変わっている点がボディの構造にあり、金属製のシャシー(フレーム)にプラスチック製のボディパーツを装着するという、まるでレースカーのような作りを採用していた。
乗降車時にはドアをボディ内部に引き込むというドアの開閉方式もまた極めて個性的なものだった。
エンジンはBMWが得意とする直列6気筒タイプを搭載しており、2.5リッターのパワーユニットは175psを発生させた。
このようにユニークなZ1には販売開始前からオーダーが集まったが、いささか個性が強すぎたのか、初期の人気を保つことができず、実際の生産台数は8000台にとどまった。
特徴的なドアも乗降性には少々難があり、実用性に乏しかったのもZ1が成功を収められなかった要因のひとつと考えられている。
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