2026年1月の東京オートサロンでは、ホンダが今後投入するスポーツブランド「HRC」が話題を呼んだ。そこでここではトヨタが擁するスポーツブランド「GR」の過去と現在を振り返り、さらに今後登場予定のGRのラインナップをご紹介する。
※本稿は2026年2月のものです
文:片岡英明、永田恵一(車両解説)/写真:トヨタ、ベストカー編集部/予想CG:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年3月10日号
これまでに4つのブランドが登場
2007年に発足し、モータースポーツ活動を積極的に行ってきたトヨタGAZOOレーシングの「GR」に由来するスポーツモデルブランドが「GR」だ。
モータースポーツ車両の技術と情熱を注ぎ込み、運転して愉しい、走りにこだわるマニアをアッと言わせるクルマを生み出すことを目指している。
GRブランドは、乗る人の好みやライフスタイルに合わせて3つのチューニングモデルを設定した。尖った順から「GRMN」、「GR」、そして「GR SPORT」となっている。
意外にも最初の市販作品は、iQの1.3L・DOHCエンジンに6MTなどを組み合わせ、痛快な走りを実現したiQ GRMNだ。2009年にセンセーショナルなデビューを飾った。
ふたつ目の作品もユニークで、クルマ好きを驚かせた。それが気軽に気持ちいい走りを楽しめるように手を加えた、ライト感覚のスポーツコンバージョンシリーズ、G’s(ジーズ)だ。
2010年にノアとヴォクシーのG’sが、そして2011年にはヴィッツRSとプリウスのG’sが相次いで発売された。
2012年はプレミアム系のマークXやアルファードなどにもG’sを設定。これらG’sは2017年からGRスポーツにバトンを託し、仲間を増やしていく。最初の年にハリアーやアクアなどに加え、プリウスPHVとプリウスαにもGRスポーツが設定されている。
最高峰の「GRMN」はトヨタ公認のコンプリートカーで、限定生産車だ。iQに続いてヴィッツGRMNターボを、そしてハイソカーのマークXをチューニングしたGRMNを投入。
究極の「GRMN」までは、という人には「GR」が用意された。86GRMNの下に位置する86GRだ。現在は正式なブランドへと昇格し、GR86やGRヤリスなどが知名度を高めた。
東京オートサロンを見てもわかるように、2027年から「GR」が大攻勢をかけてくる。GR GTがベールを脱ぐし、次期GRスープラや新設計エンジンのGR86も鋭意開発中だ。
また、次期ヤリスやセリカもGRブランドで復活が噂されている。「GRMN」もヤリスなどのコンパクトでなくセンチュリーでの展開もありそうだ。この先もGRから目が離せない。
【画像ギャラリー】2009年から登場の大家族スポーツライン!! トヨタGRブランドの過去から現在そして未来(20枚)画像ギャラリー























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