トヨタは2026年1月13日、ハイエースを一部改良すると発表し、2月2日に発売しました。日本の商用車市場を代表する存在として長年支持を集めてきたハイエースですが、今回のマイチェンでは、安全面を中心に装備内容が大きく見直されています。
文:吉川賢一/写真:TOYOTA
【画像ギャラリー】20年選手がついに進化!! 一部改良で安全装備が一気に現代化した、トヨタ「ハイエース」(15枚)画像ギャラリー20年以上販売されつづけている、現行型ハイエース
トヨタの商用バンである「ハイエース」。広い荷室や高い耐久性、そして多様な用途に対応できる実用性を備え、商用車としてはもちろん、キャンピングカーやトランスポーターのベース車としても高い人気を誇っており、商用バンの「バン」、乗用仕様の「ワゴン」、そして送迎用途などに用いられる「コミューター」という3つのボディタイプが用意されています。
現行型のハイエースが登場したのは2004年。すでに20年以上販売が続く超ロングセラーモデルであり、細かな改良を重ねることで商品力を維持してきましたが、近年は、安全装備や運転支援機能の面で「やや時代遅れではないか」という声が聞かれるようになってきていました。
今回のマイナーチェンジでは、そうした市場の声に応えるかのように、ハイエースの基本的なパッケージはそのままに、装備面を中心に現代水準へと引き上げられています。
ついにACC搭載!! 安全装備と運転支援機能が大幅進化
もっとも大きなトピックは、安全装備と運転支援機能の強化です。先進安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」は機能が拡充され、プリクラッシュセーフティの検知対象が拡大。歩行者(昼夜)や自動二輪車(昼)にも対応するようになりました。
さらに道路標識を認識してメーター内に表示する「ロードサインアシスト」も新たに採用。速度制限や一時停止などの標識のほか、信号機も認識し、ドライバーに注意を促す機能で、長距離移動の多いユーザーにとっては安心材料のひとつとなりそうです。
そして、多くのユーザーが待ち望んでいた「レーダークルーズコントロール」(ACC)も搭載されました。先行車との車間距離を保ちながら追従走行を行い、停止までをサポートする機能で、高速道路での運転負担を軽減します。
停止後のブレーキ保持機能は備わっていないため、停車状態を維持するにはドライバーがブレーキペダルを踏み続ける必要がありますが、それでも従来モデルと比べれば、長距離移動の快適性は大きく向上します。すでに導入されていたライバル車、日産「キャラバン」ともようやく肩を並べるかたちとなりました。
バン・ワゴン・コミューターの全車に標準装備であり、クルマを真上から見るように周囲を確認できるパノラミックビューモニターも全車に標準装備されています。
インテリア面でもデジタル化が進みました。7インチTFT液晶のデジタルメーターを全車に標準装備し、さらに8インチディスプレイオーディオも標準化。従来はアナログメーターだったことを考えれば大幅な進化であり、インフォテインメント機能は一気に現代水準へと引き上げられました。


















コメント
コメントの使い方