日本車のライバルは日本車!? トヨタ カムリにアキュラ インテグラまで!? 日本上陸予定の逆輸入車がアツすぎる件

日本車のライバルは日本車!? トヨタ カムリにアキュラ インテグラまで!? 日本上陸予定の逆輸入車がアツすぎる件

 トヨタ カムリ、ハイランダー、タンドラの日本導入がほぼ決定的だ。トヨタ以外のメーカーでも同様の計画が進行中。今後は海外生産の日本車が日本市場を席巻しそうだ。日本導入が見込まれる&日本導入を期待するクルマをご紹介する!!

※本稿は2026年2月のものです
文:桃田健史/写真:トヨタ、ホンダ、日産、スズキ、マツダ、スバル、いすゞ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年3月10日号

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なぜ海外生産車を輸入するのか?

対米貿易摩擦対策の歴史1……ホンダ アコードUSワゴン(1991年)。ホンダはアメリカ生産のアコードクーペを1988年、アコードワゴンを1991年から輸入開始
対米貿易摩擦対策の歴史1……ホンダ アコードUSワゴン(1991年)。ホンダはアメリカ生産のアコードクーペを1988年、アコードワゴンを1991年から輸入開始

 最近「アメリカからの逆輸入車」が話題だ。

 本来、逆輸入車とは国内生産して海外へ輸出され、現地で販売されたものを日本に並行輸入することを指す。そのため逆輸入車という表現は実は妥当ではないのだが、いずれにしても、海外からの日本車輸入の理由はメーカーによって違う。

 直近ではトヨタの動きが大きい。きっかけはズバリ、米トランプ関税だ。政府間で数度の日米通商交渉を経て追加税率を含めて15%で決着したが、トランプ政権が言うディール(取引)として、アメリカから日本への新車輸出に関する規制緩和が議論されてきた。

 これを受けて、2025年のスーパー耐久シリーズ最終戦が開催された富士スピードウェイでは「アメリカパーク」が出現。「カムリ」、「ハイランダー」、さらに「タンドラ」が展示され、トヨタ関係者が「日本への輸入を検討中だ」として世間での噂を肯定した。

 また、ホンダは東京オートサロン2026で、HRCブランドの一環としてアキュラ インテグラとパスポートを出展して来場者を驚かせた。なぜなら、「日本への導入を検討しているが、コストを考慮すると左ハンドル仕様で売ることになりそうだ」(ホンダ関係者)、と言うのだから。

 米国以外では、アセアンを主戦場とする三菱が、トライトンに次いでパジェロスポーツを日本版パジェロとして輸入する可能性がある。

対米貿易摩擦対策の歴史2……トヨタ キャバリエ(1996年)。トヨタはシボレーキャバリエを右ハンドル化してトヨタキャバリエとして販売
対米貿易摩擦対策の歴史2……トヨタ キャバリエ(1996年)。トヨタはシボレーキャバリエを右ハンドル化してトヨタキャバリエとして販売

 同じくタイからは、トヨタは国内モデルラインナップを拡充するために、新型ハイラックスやランクル群のエントリーモデルとしてランドクルーザーFJを輸入する。

 インドからはスズキがフロンクスに次いでスズキ初のグローバルBEVとなるe ビターラの輸入を始めたところだ。

 為替レートが円安傾向にある昨今、海外からの日本車輸入が少々高くつく。それでも、政府間の政治的な思惑や、海外での生産コスト、グローバルでの物流コストなどさまざまな観点から、今後さらに日本メーカーの海外からの輸入モデルが増えるかもしれない。

●輸入現行車
・トヨタ:GRスープラ(オーストリア)/タウンエースバン(インドネシア)
・日産:キックス(タイ)
・ホンダ:アコード(タイ)/CR-V e:FCEV(USA)/WR-V(インド)
・三菱:トライトン(タイ)
・マツダ:CX-3(タイ)
・スズキ:ジムニーノマド(インド)/フロンクス(インド)/eビターラ(インド)
・ダイハツ:グランマックス(インドネシア)

 それでは、日本上陸が決定または予定されている海外生産の日本車を見ていこう。

わずか2年で日本市場に復帰!! トヨタ カムリ(From USA)

2023年12月に北米で発表。ボディサイズは全長4885×全幅1840×全高1455mm。ハンマーヘッドデザインがスポーティ
2023年12月に北米で発表。ボディサイズは全長4885×全幅1840×全高1455mm。ハンマーヘッドデザインがスポーティ

 2年ぶりにカムリ国内復活の可能性が高い。米国ではC/Dセグメントの王道としてカローラとともに安定した人気車だ。米国では「カムリを買っておけば、ご近所の手前、かっこうがつく」といったイメージもあるほどだ。

 一方で安全パイというコンサバな印象を払拭するため、外観デザインのスポーティ性を強めたり、NASCARマシンの基礎デザインに採用。

 日本では近年、セダン市場がすっかり縮小してしまったが、ユーザーのライフスタイルが多様化するなかで、カムリがセダン市場回復のキッカケになるかもしれない。

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