最廉価グレードで価格は驚異の272万円!? スズキ初の量産EV eビターラがコスパ最強説

最廉価グレードで価格は驚異の272万円!? スズキ初の量産EV eビターラがコスパ最強説

 2026年1月、日本仕様車発表以来話題を呼んでいたスズキ初のBEV、スズキ eビターラがついに発売された。スズキでもっとも高額なクルマとなったが、そのコスパは国内BEVの中でも群を抜いている。ご存知清水草一氏が試乗した!!

※本稿は2026年2月のものです
文:清水草一/写真:奥隅圭之
初出:『ベストカー』2026年3月10日号

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スズキ eビターラついに発売開始!

シンプルさと力強さが同居したグッドデザイン。ヨーロッパをメインに販売されるとあって、シンプルでスッキリとしたデザインとなっている
シンプルさと力強さが同居したグッドデザイン。ヨーロッパをメインに販売されるとあって、シンプルでスッキリとしたデザインとなっている

 国内EV市場が、微妙に活気づいている。トヨタがマイチェンbZ4Xの販売に本腰を入れてるし、輸入軽EVのBYDラッコも上陸する。選択肢が増えることは、最大のカンフル剤だ。

 スズキも初の量産EV、eビターラを日本に投入した。プラットフォームやEVユニットはトヨタも開発に絡み、バッテリーはBYD製のリン酸鉄リチウムイオン! 高い耐久性や安全性を持っている(はず)。まさにグローバル商品で、生産はインドだ。

 まず見た目。これがなかなかいい。欧州メインのクルマだけに、シンプル&クリーン。それでいてSUVらしい力強さもある。お尻の造形は、アルファジュニアを彷彿とさせる色気がある。

 インテリアは、合皮をふんだんに使うなどゴージャス志向。なにしろスズキの最高額車ですから!

コンパクトだが存在感のあるスタイル。トヨタ「アーバンクルーザー」もOEM車として欧州メインで販売されている
コンパクトだが存在感のあるスタイル。トヨタ「アーバンクルーザー」もOEM車として欧州メインで販売されている

 今回試乗したのは、バッテリー容量61kWhの「Z」のFWDと4WDだ。WLTC航続距離は、それぞれ520kmと472km。カタログ電費は新型リーフに若干負けてるが、コンパクトでリーズナブルなのがウリ、ということになる。

 ガチライバルは、BYDのATTO3か。サイズ、バッテリー容量、価格ともかなり近いが、補助金はATTO3が35万円なのに対して、eビターラは127万円。「Z」のFFは449万円なので、差し引き322万円。

 バッテリー容量49kWhの「X」なら399万円マイナス127万円で272万円! 登録車のEVとしては最安クラスだ。

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スズキ初のEVは……やはりコスパが高い!

全車、写真のブラウン内装色で、クラスを超えた質感の高さが感じられる。ダイヤル式シフトも使いやすい
全車、写真のブラウン内装色で、クラスを超えた質感の高さが感じられる。ダイヤル式シフトも使いやすい

 で、走りはどうか。

 EVなので、当然音は静かだ。一方乗り心地は、ド新車&欧州向けなので足が硬め、ということで、路面の凹凸をかなりコツコツ拾う印象だった。

 街乗りメインに使うには快適性はいまひとつだけど、距離を走って足がなじめば、もうちょい当たりは柔らかくなるかも。デザイン優先のフォルムなので、後席やラゲッジも広いとは言えないけど、カッコも大事なのでオッケーです。

 「Z」の4WDが最もパワフルで、凝った4WD制御がハンドリングにも寄与している。ただ、このクルマのウリはやっぱりお買い得感。最安の「X」が狙い目なんじゃないかと思いました!

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