昔の話になって恐縮だが、アルト47万円なんて時代もあった。しかし今では、コンパクトカーよりも高い軽自動車は多数ある。とはいえ高いから売れないという時代ではない。売れるにはワケがあり、ユーザーがバリューを見極めているのだ。そこで今回は、値は張るけど本気で売れている軽自動車を紹介しよう。
文:木内一行/写真:スズキ、ダイハツ、ホンダ、三菱自動車
【画像ギャラリー】高値だけどガチ売れ軽自動車をもっと見る(12枚)画像ギャラリー「誰もが認める軽自動車界のベストセラー」 ホンダ・N-BOX
軽自動車の年間新車販売台数において、11年連続で首位を獲得しているN-BOX。もはや軽自動車シーンはN-BOXを中心に回っていると言っても過言ではないほどで、好調なセールスは今後もしばらく続きそうだ。
2023年10月に発売された3代目は、プラットフォームこそ先代を踏襲するが軽自動車最大級の室内空間を確保。自宅のリビングのような雰囲気に仕立てるとともに、運転のしやすさや乗り物酔いのしにくさも追求している。
一方エクステリアは、シンプルな造形を基本に身近にある家電などに通ずる丸穴デザインや、人間の瞳のような造形のヘッドライトを採用し、親しみやすさを表現している。
そして、先代同様ドレスアップモデルのカスタムシリーズもラインナップ。品格ある佇まいと性能の高さを表現したルックスや、ブラック基調の上質かつ精悍な室内が特徴。標準車にはないターボモデルも設定される。
また、2024年9月にはアウトドアテイストの「N-BOX JOY」を追加。これにより、さらに幅広いユーザーを取り込むことに成功した。
N-BOXのベースグレードの新車価格は173.91万円。これはライバルのスペーシアやルークスと比べても一番高く、カスタムやJOYのターボモデルとなると優に200万円オーバーだ。カスタムやJOYのターボモデルとなると、優に200万円オーバーだ。
しかし、ホンダセンシングやオートブレーキホールド、電子制御パーキングブレーキなども全車標準。充実した装備が魅力だ。
「ハイトワゴンを牽引してきたダイハツの屋台骨」 ダイハツ・ムーヴ
ワゴンRとともにハイトワゴン市場を牽引してきたムーヴ。
1995年に初代が誕生して以来30年に渡って支持され、2025年6月には約2年の充電期間を経て7代目にスイッチ。10月には王者N-BOXを抜いて月別新車販売台数1位を記録するなど、売れ行きは好調だ。
その7代目の特徴は、なんといってもヒンジドアを捨てて両側スライドドアを採用したこと。上級グレードはイージークローザー機能のほか、ウェルカムオープン/タッチ&ゴーロック機能付きのパワースライドドアとし、利便性をいっそう高めている。
プラットフォームも刷新して軽量高剛性のDNGAを採用。さらにサスペンションやステアリング特性をムーヴ専用にチューニングし、キビキビした走りとともにすっきりとした乗り心地をも実現した。
エクステリアは軽快さや躍動感とともに、凛々しく端正なイメージを演出。これまでドレスアップグレードとして設定されていたカスタムが消滅し、標準モデルに一本化。パワートレインは自然吸気とターボの2種で、ミッションは全車CVTとなる。
ちなみに、チルトステアリングや運転席シートリフター、左側パワースライドドアやオートエアコンなどが標準装備のXでも149.05万円(FF)とお手頃プライス。
ただし、ターボのRSになると189.75万円(FF)までアップする。とはいえ、昨今の軽自動車の価格を考えると買い得感は高いかもしれない。
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