ある組織や集団が存亡の危機に陥った時、忽然と現れて窮地を救う「救世主」。危機を迎えているホンダと日産にも降臨が待たれるところだ。ここではホンダ&日産の危機に現れ、ピンチを救っていった「救世主カー」の歴史を振り返ろう。
※本稿は2026年3月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ、ホンダ学園、日産、日産自動車大学校、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
ホンダの救世主
ホンダの技術力と発想能力の高さを4輪業界に認めさせたのがシビックだ。VW ゴルフより早く高効率のFF2BOXを採用し、1973年12月にはCVCCがクリーンエンジンの先陣を切って登場。海外でも実力が認められ、ホンダの知名度を高め、躍進の旗頭となった。
バブルが弾けた1990年代にホンダを救ったのがクリエイティブムーバーのオデッセイだ。アコードのプラットフォームやパワートレーンなどを用い、その上に3列シートのボディを被せた。
商用車ベースのミニバンと違い、ダブルウィッシュボーンのサスの採用で乗り心地も上質。翌1995年に登場した初代CR-Vも救世主の一台。
センタータンクの優れたパッケージで爆発的に売れたのが初代フィット。機動性の高さとスポーティな走りが高く評価された。軽自動車の世界を大きく変えたN-BOXもホンダが手詰まりだった時期の救世主。広くて快適なキャビンと軽快な走りが人気を呼んだ。
日産の救世主
3代目のスカイラインは日産ブランドとして再スタートを切った。お荷物になるかと思われたが、瞬く間にブルーバードを凌ぐ売れっ子に成長。
次の世代のケンメリスカイラインは、月販2万台を超えるヒット作となり、モデル末期まで売れ続けたため延命し、排ガス対策にカネのかかる時代の日産の救世主になった。
マーチはチェリーの後継として送り込まれたリッターカーだ。キュートなスタイルがウケたから、意欲的に仲間を増やしていった。ターボだけにとどまらずパイクカーのBe-1なども送り込んでいる。10年も売り続けた孝行息子だ。
初代シーマは、バブル期にトヨタを悔しがらせた高級セダン。500万円を超える価格だったが、爆発的に売れて社会現象になっている。
日産が負債を抱え、ジリ貧に陥った2000年に登場した救世主がエクストレイルだ。若々しいスタイリングのタフな走り、実用的で広いキャビンなどがウケ、クリーンヒットを飛ばす。
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