フリードを選ぶとき、6人乗りか7人乗りかで迷う人はかなり多い。だが、この2択は単なる定員の違いではない。2列目キャプテンシートのウォークスルーを取るか、2列目ベンチシートの一体感を取るかで、使い勝手は想像以上に変わるのだ。家族の人数だけでは決まらない、フリードのシート選びを生活目線で考えていきたい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】これホントにコンパクトミニバンなの!? クラス以上の利便性、快適性そして走りを持ったフリードのシートは一見の価値アリ!(13枚)画像ギャラリー6人乗りの魅力は“通れること”だ。子育てと日常のラクさはかなり大きい
6人乗りのフリードが刺さる最大の理由は、2列目キャプテンシートの間がしっかり通路になることだ。ホンダは公式に「1~3列ウォークスルー」と案内しており、雨の日でも濡れることなく1列目から3列目までスムーズに移動できるとしている。これが実際かなり大きい。
たとえば狭い駐車場でスライドドア側から子どもの乗せ降ろしがしにくいときでも、前から後ろへ移動して対応しやすい。2列目の子どものお世話も、1列目シートが振り返りやすい形状になっていることもあって、かなり助かる。さらに2列目キャプテンシートのFF車は360mmスライドするので、足元のゆとりも取りやすい。
しかも6人乗りの2列目キャプテンシートは、ただ分かれているだけではない。ホンダは「ゆったりくつろげる2列目キャプテンシート」として、座面前端部をやや高くし、自然な姿勢で両足を床に着けやすくしたうえで、背もたれも背骨に沿う形状にしたとしている。
つまり6人乗りは、移動中の快適性と、車内での動きやすさを両立したタイプだ。小さな子どもがいて、乗り込んでからも車内を行き来する機会が多い家庭にはかなり向く。価格もAIR EXのFFなら、e:HEVで6人乗りが321万2000円、7人乗りが325万6000円、ガソリンで6人乗りが281万2700円、7人乗りが285万6700円で、差額は4万4000円だ。この差でウォークスルーの便利さが手に入るなら、6人乗りを選ぶ価値は十分ある。
7人乗りの価値は“1人多く乗れる”だけではない。ベンチシートの気楽さも魅力だ
一方で、7人乗りも単なる人数合わせの仕様ではない。こちらは2列目ベンチシート(6:4分割タンブルシート)を採用し、ホンダは「大型でソファーみたいな居心地」と案内している。6人乗りが個別のパーソナル感を重視するのに対し、7人乗りは2列目に一体感がある。
子どもが2人並んで座りやすいとか、家族で横並びの安心感があるとか、そういう“昔ながらのミニバンらしい使いやすさ”はむしろ7人乗りのほうが強い。
しかも必要なときに7人まで乗れるという保険は、親を乗せる、友人を送る、習い事の送迎があるといった家庭ではやはり効く。家族の人数が普段5人以下でも、「たまに7人必要」があるなら、7人乗りは十分本命だ。
7人乗りでは3列目の価値もモノをいう。ホンダはフリードの3列目について、「大人がしっかり座れる3列目シート」と説明し、大きな窓、厚みのあるクッション、頭上、膝まわり、足もとスペースのゆとりをうたっている。さらに床面は3列目までフラットで、1列目から3列目まで居心地のよい空間を目指したという。
つまり7人乗りは、ただ非常用の3列目を追加した仕様ではなく、“ちゃんと座れる3列目”まで含めて価値を作っているわけだ。もちろん、日常の動きやすさでは6人乗りが優勢だろう。だが、2列目ベンチシートの気楽さ、7人乗れる安心感、大人も座りやすい3列目まで含めると、7人乗りもかなり魅力的だ。
結局フリードは、家族の人数だけで選ぶクルマではない。車内を歩けるラクさを取るなら6人乗り。横並びの使いやすさと“いざという時の7人”を取るなら7人乗り。この違いを分かって選ぶと、フリード選びはかなり後悔しにくくなる。
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