スズキ ソリオは全長3790mmのコンパクトなボディながら、後席スライド機構を活かした使い勝手のよい荷室を備える。ベビーカーは積めるのか、週末の大量買いはこなせるのか、車中泊にも対応できるのか。3つのシーンで実用性を検証する。
文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ
【画像ギャラリー】車中泊もイケるかも!? ソリオの“フルフラットアレンジ”を写真で確認(15枚)画像ギャラリー荷室床面長は後席位置で変わる。基本550mm、倒せば1390mm
ソリオの荷室容量は、後席のスライド位置によって大きく変わる。スズキが公表する荷室床面長は、後席を最後位置にした5名乗車時で550mm、後席を最前位置にスライドさせた場合で715mm。荷室の開口幅は1075mm、開口高は980mmで、荷室床面の地上高は665mm。全長3790mmというコンパクトなボディに対して、高さ方向のゆとりが積載量を大きく支えている。
後席シートバックを前に倒せば荷室床面長は最大1390mmに拡大。スズキ公式の目安によれば、35Lサイズの小ぶりなスーツケースを最大5個積載できる。ライバルのコンパクトハイトワゴンと比べても遜色ない数字で、背の高さを積載力に転換したコンパクトハイトワゴンらしい設計といえる。
もうひとつ見落とせないのが床下収納の有無だ。2WD車には床下に大型のサブトランクが設けられており、荷室フロアをフラットに保ちながら別途荷物を収納できる。さらにサブトランクの蓋を開けたままにすれば荷室の有効高さが増し、背の高い荷物も積みやすくなる。
4WD車は床下がラゲッジアンダーボックスに変わり、容量は2WD車より小さくなる点は知っておきたい。荷室の使い勝手まで考えると、2WDにも明確なアドバンテージがある。
ベビーカー・大量買い・車中泊、3シーンで実用性を見る
まずベビーカーを積む場合。折り畳んだA型ベビーカーは奥行き70〜90cm程度のものが多く、後席を最前位置(床面長715mm)にスライドすればギリギリ前後方向に寝かせて積めるケースが多い(大型モデルは要現車確認)。
2WD車ならサブトランクの蓋を開けて荷室高さを稼ぐ使い方もでき、ベビーカーを立てて積む際に重宝する。後席両側スライドドアのおかげで荷物の出し入れは左右どちらからも行えるため、狭い駐車場でも困らない点もポイントだ。
週末の買い物では、後席スライドの柔軟性が武器になる。同乗者の足元スペースを少し削る代わりに後席を前にスライドすれば、前述の通り荷室奥行きが715mmまで広がり、かさばる荷物も余裕で積める。
35Lスーツケース5個分という公式の目安は、まとめ買いの袋物でも十分通用する数字だ。ラゲッジサイドにはショッピングフックも備わっており、荷物袋が転がりにくい工夫もある。荷室床面の地上高が665mmと低く設定されているため、重い荷物の積み下ろしがしやすいのも日常使いでの大きな利点だ。
車中泊を想定すると話は変わってくる。フルフラット状態にした場合の荷室床面長は1390mmで、身長170cm以上の大人が足を伸ばして寝るには短い。完全にフラットな床面とはいえないため、長距離の本格的な車中泊には工夫が要る。
短時間の仮眠程度なら問題なく、小柄な人や子ども連れのファミリー車中泊であれば十分こなせる。ソリオは車中泊専用車ではないが、「小休憩の空間が必要」程度のレジャーなら実力は十分だ。
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