国産ステーションワゴンはオワコンなのか!? 一世を風靡した「猛車」列伝

「日産初となるLクラスのワゴン専用モデル」 日産・ステージア

国産ワゴンはオワコンなのか!? 一世を風靡した猛者たち列伝
ユニークな形状のヘッドライトと車格感のあるフロントグリルでスポーティかつ高級感のあるマスクとし、伸びやかなロングルーフでワゴンらしさと機能性を表現している

 日産は長らくセドリック/グロリアにワゴンを設定。しかし、それはあくまでもバンを乗用仕様に仕立てたものだったため、ワゴン専用モデルとしてステージアを開発し、1995年に発売した。

 「最上級のワゴンクオリティと高性能な走りを実現する“プレステージ・ツーリングワゴン”」をコンセプトに、ローレル/スカイラインと共用のシャシーを用いて高い機能性と快適かつスポーティな走りを実現。これまでの国産車にはない、新しいステーションワゴン像を作り上げた。

 ボディはセドリック/グロリアを上回るサイズで、車格感や存在感のあるデザイン。室内も質感が高く、荷室は広さと使いやすさを追求した作り込みがなされている。

 スポーティな走りも魅力で、ボディを徹底的に見直して高剛性を確保。リアのマルチリンクサスもワゴン専用として新開発したものだ。そしてエンジンは直6のRB系で、強力な2.5リッターターボも搭載された。

 また、R33GT-Rのメカニズムを用いて最強ワゴンとの呼び声も高い「オーテックバージョン 260RS」もあった。

 こうしてステージアは、高級なだけでなく走りも楽しめるプレステージワゴンとして人気を獲得したのだ。

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「歴史あるワゴンもキャラを変えて再出発」 トヨタ・クラウン エステート

国産ワゴンはオワコンなのか!? 一世を風靡した猛者たち列伝
ダイナミックなワゴンフォルムながら、21インチの大径幅広タイヤでSUVらしい力強さを付与。ハンマーヘッドフェイスや一文字のリアコンビランプが先進性を強調する

 トヨタ最古の伝統ある車種ながら、2022年に大きな変革を遂げたクラウン。現行は、クロスオーバー、スポーツ、セダンと順に発売され、最後発となったのがエステートだ。

 クラウンのワゴンモデルといえば、代々ラインナップされているほど歴史あるもの。11代目では「エステート」の名を付与して人気を博したが2007年に生産終了。現行モデルは、それ以来の復活となった。

 最大の特徴は、ワゴンとSUVを融合させたデザイン。全長5mに迫る堂々としたサイズで、その迫力は従来の国産Lサイズワゴンでは得られなかったもの。 

 ワゴン最大の魅力である積載性も優れ、「ラゲージルーム拡張ボード」により奥行き2mの完全フルフラットスペースを生み出すことができる。

 パワートレインは2.5リッター直4のハイブリッド仕様と、同プラグインハイブリッド仕様の2タイプ。駆動方式はいずれもE-Fourだ。

 クロスオーバースタイルに最新メカニズムを組み合わせ、新たなスタートを切ったクラウン エステート。今や貴重な国産ワゴンとして注目は高い。

「ステーションワゴンの需要は欧州と雲泥の差」

 欧州では相変わらずステーションワゴンの需要が高く、メルセデス・ベンツはもちろん、BMWはツーリング、アウディはアバント、フォルクスワーゲンはヴァリアントとしてラインナップしている。

 しかし日本においては、国産ワゴンの現行モデルとなるとクラウン エステートのほか、カローラ ツーリングとレヴォーグぐらいしか見当たらない。とはいえ、ステーションワゴンの根強いファンがいることも事実。日本での復活を待ち望む声は少なくない。

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