フェアレディZ、シビック……伝統を背負う名機が令和も走り続ける
フェアレディZなどに搭載される3LのVR30DDTT型は、ちょっと古典的で官能的なV型6気筒DOHCツインターボで、日産のプライドを感じる。
アクセルを踏み込むとパワーとトルクが豪快に盛り上がる。大排気量ならではの力強さを全域で味わうことができ、MTの操る楽しさだけでなく、9速ATの小気味よい変速感も魅力だ。
硬派FFスポーツの代表がシビックタイプRで、エンジンのパフォーマンスに魅せられる人が多い。先代から譲り受けた2LのK20C型直列4気筒DOHCターボは大幅に手を加えられた。
ハイライトは「+Rモード」で、刺激的な加速を満喫できる。ターボ車だが、7000回転まで使い切ることが可能だ。6速MTを駆使してパワーゾーンを引き出す走りは、理屈抜きに愉しい。
まだまだ続く! 現行で歴史を刻み続ける令和の名機列伝!
硬派の4WDセダン、スバルWRX S4が搭載するFA24型水平対向4気筒DOHCも名機である。GR86とBRZはNAだが、こちらはターボ仕様だ。EJ20型と比べると高回転の伸びは今一歩だが、低回転域から分厚いトルクを発生し、CVTとの組み合わせでも豪快な加速を見せる。
鳴り物入りで登場したのが、マツダ3に搭載される世界初の火花点火制御圧縮着火(SPCCI)を採用したマツダのSKYACTIV-Xだ。スーパーチャージャーで武装した2LのHF-VPH型DOHCエンジンは、高回転まで軽やかに回り切る。
しかも実用域のトルクはディーゼル並みに豊かだ。全域で余裕を味わうことができ、燃費もいいなど、魅力は多いが、高価格が災いしてか評価が今一歩なのは残念。
トヨタはハイブリッドのイメージが強いが、ヴェルファイアやレクサス RX350などに搭載されている2.4L、4気筒DOHCターボのT24A-FTS型は評価が高い。パワフルで、低回転から分厚いトルクを発生し、冴えた加速を披露する。マニア好みの隠れた名機といってよいだろう。
レクサス LS500やランクル300に積まれている3.5LのV35A-FTS型V型6気筒DOHCターボも上質なパワーフィーリングだ。重いボディをグイグイと力強く加速させ、気持ちいい。スムーズさと快適性の高さも群を抜く。
シビックRSなどに搭載されている1.5LのL15C型4気筒DOHCターボはスポーツモードを選ぶと刺激的な走りを楽しめる。
軽量フライホイールの採用と相まって応答レスポンスは鋭いし、悪癖だったアクセルを戻した時の回転落ちの悪さも改善されている。クラッチミートしやすく、回転合わせするレブマッチシステムもうれしい機構だ。
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