ガソリンだけが名機の証ではない!
マツダのロードスターが積むのは、SKYACTIVテクノロジーを採用した量産型の1.5L、4気筒直噴DOHCである。
だが、ロードスター専用のP5-VP型はハイオク仕様にアレンジされ、高回転まで気持ちよく回る。心地よい排気サウンドも気分を高揚させる。パワフルとは言い難いが、上手にスポーツユニットに仕立てた名機の見本だ。
マイルドハイブリッドのなかにも心ひかれるエンジンがある。常識破りの名機と呼べるのが、マツダCX-60、CX-80などに搭載されているT3-VPTH型直列6気筒DOHC直噴ディーゼルターボだ。
優れた熱効率の3.3Lエンジンに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、優れたドライバビリティと快適性に加え、驚異的な燃費性能も実現している。
スズキのスイフトに搭載されているZ12E型マイルドハイブリッドも名機だ。燃費を狙ったエンジンだが、加速時にモーターアシストの恩恵がはっきりわかる。どこでも俊敏な加速を楽しめるなど、3気筒エンジンの弱点を感じさせない。
排ガス対策や安全性能の強化によって官能的なエンジンや名機は消えてしまうと言われてきた。だが、技術革新とエンジニアの努力によって、この先も時代のニーズに応える「名機」が生まれていくだろう。
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