日産ノート オーラNISMOは、コンパクトカーとして見ると安くはない。2WDで312万5100円、Gの282万1500円に対して30万3600円高い。しかもWLTCモード燃費はGの27.2km/Lに対し、NISMOは23.3km/L。数字だけ見れば「ちょっと高くない?」となるのも当然だ。だが、このクルマは単なる豪華版ではない。上質コンパクトのオーラに、NISMOの走り味をガツンと足した“濃い味”の1台なのだ!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】令和じゃ数少なくなったホットハッチ! ノート オーラNISMOの「その気」にさせる内外装をイッキ見!!(12枚)画像ギャラリー価格と燃費だけで見るとGのほうが冷静な選択
まず現実的に考えるなら、ノート オーラの買い得グレードはGだ。価格は282万1500円で、100kW(136PS)のフロントモーターを備え、オーラらしい余裕ある加速と上質な内装をしっかり味わえる。WLTCモード燃費も27.2km/Lだから、日常の足として使いやすい。
対してNISMOは312万5100円。価格差は30万3600円で、燃費も23.3km/Lまで下がる。家計目線で「同じオーラならGで十分」と考えるのはかなり自然だ。コンパクトカーに300万円超えという時点で、冷静な損得勘定では少しハードルが上がる。
ただし、NISMOは燃費スペシャルでも、安さで勝負するグレードでもない。見た目、空力、足まわり、走りのレスポンスまで含めて、毎日乗るたびに気分を上げるためのモデルだ。ここをどう評価するかで、312万5100円の見え方は大きく変わる。
NISMOは“速そう”ではなく“走らせたくなる”オーラ
NISMOの魅力は、専用エアロをまとった見た目の迫力だけではない。日産はNISMOについて、エアロダイナミクスデザインやテストコースで磨き込んだシャシー、モーター制御による鋭いレスポンスを打ち出している。つまり、雰囲気だけのスポーティグレードではなく、走りの味つけまで手が入ったモデルということだ。
さらに注目は、NISMO tuned e-POWER 4WDの設定。NISMO専用のリアモーター出力・トルク向上や、前後モーターの緻密なトルク配分制御によって、旋回加速時の楽しさと安心感を高めている。雪国ユーザーだけでなく、電動4WDの気持ちいい曲がり方を味わいたい人にも刺さるポイントだ。
結論として、ノート オーラNISMOは高い。だが、ただ割高なだけではない。静かで上質なオーラに、走りのワクワクを足した存在であり、Gとは狙っている満足感が違う。価格と燃費を重視するならGが正解。だが、コンパクトカーでも運転する楽しさをあきらめたくないなら、NISMOはかなり魅力的だ。312万5100円は安くない。でも、乗るたびニヤッとできるなら、その差額は案外悪くない。
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