国産PHEV SUVで迷うなら、三菱アウトランダーPHEVとマツダCX-60 PHEVは外せない2台だ。どちらも国のCEV補助金84万円を受けられるのが強み。では補助金込みで見た時、電動SUVの本命はどちらなのか?
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、三菱、マツダ
【画像ギャラリー】国内PHEV販売台数トップのアウトランダーPHEVと直6マイルドハイブリッドディーゼルのCX-60を写真で徹底比較!(17枚)画像ギャラリー価格とEV走行距離ではアウトランダーPHEVが強い
まず価格から見ると、アウトランダーPHEVはMが529万4300円、Gが5人乗り591万300円、7人乗り600万1600円。国のCEV補助金84万円を単純に差し引くと、Mは445万4300円、Gの5人乗りは507万300円、7人乗りは516万1600円相当という見え方になる。
一方のCX-60 PHEVは、プレミアムスポーツとプレミアムモダンがともに649万5500円。補助金84万円込みでは565万5500円相当だ。つまり入口価格ではアウトランダーMが約120万円安く、Gの7人乗りと比べてもCX-60 PHEVのほうが49万3900円高い。
走行性能の数値もキャラを分ける。アウトランダーPHEVはMがWLTCモード燃費17.6km/L、EV走行換算距離106km。G以上でも17.2km/L、102kmだ。CX-60 PHEVはWLTCモード燃費14.3km/L、EV走行換算距離71km。日常を電気メインで走りたいなら、アウトランダーPHEVの100km超えEVレンジはかなり魅力的だ。充電環境がある人ほど、この差は毎日の満足度に効いてくる。
走りの濃さはCX-60、家族の万能性はアウトランダー
ただしCX-60 PHEVにも強烈な個性がある。2.5Lガソリンエンジンにモーターを組み合わせ、駆動方式は4WD。全長4740mm、全幅1890mm、全高1685mmというワイドなFRベースSUVらしいプロポーションで、乗り味も“マツダらしい走り”に振っている。5人乗り専用で、プレミアムスポーツはタン内装、プレミアムモダンは明るい内装と、本気で上質感を狙った仕様だ。
アウトランダーPHEVは全長4720mm、全幅1860mm、全高1745~1750mm。CX-60より少し短く狭いが、背は高く、G以上なら7人乗りも選べる。さらにツインモーター4WDとS-AWC、駆動用バッテリーを生かした給電性能も武器。キャンプ、雪道、家族旅行、防災まで考えると、頼れる道具感は相当に濃い。
結論として、走りの気持ちよさや上質な2列SUV感を重視するならCX-60 PHEVは魅力的だ。だが補助金込みの価格、EV走行距離、7人乗り設定、使い倒せる実用性まで含めると、本命はアウトランダーPHEV。特にGの7人乗りは、電動SUVを家族のメインカーとして選ぶ人にかなり刺さる1台だ。
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