軽トラックと聞いて、みなさんは何を思い浮かべるだろうか? 農作業や工事現場のクルマ? でも乗用車として考えてみても実に魅力なクルマ。なんたって最小回転半径は3.6mで、軽くて速い! しかもMT車ならボケ防止の終活車としてもおススメだ。
文:ベストカーWeb編集部、写真:ベストカーWeb編集部、スズキ、ダイハツ、ホンダ
軽トラックは小回り、積載性、経済性の3拍子!
軽トラック(通称:軽トラ)は、日本の軽自動車規格に則った商用車で、排気量660cc以下・全長3.4m以下・全幅1.48m以下という制限内に収まるボディサイズが特徴。法的には4ナンバー登録されることが多く、貨物車両として扱われる。
狭い農道や住宅街でも自在に走れる小回り性能、350kg前後の積載能力、そして維持費の安さ——この3拍子が揃った軽トラは、日本の農業・建設・物流現場における“働き者”として長年支持されてきた。
意外かもしれないが、軽トラは「Japanese Mini Truck」としてアメリカでも人気がある。25年ルールが適用され、オレゴン州、アイダホ州、モンタナ州などでは、一定の条件下でオフハイウェイ用車両としての登録が認められており、農場や私有地で活躍している。
この軽トラのアメリカでの販売台数は過去5年で3倍ほどに増加し、日本中古車輸出業協同組合によれば、2024年は約7500台輸出されたそうだ。アメリカで人気の理由はその“手ごろさ”と“タフさ”。
日本で10万〜20万円台だった中古軽トラが、アメリカでは6000ドル以上で取引されることも。レストアされた個体はヴィンテージカー的な扱いも受けているのだった。
一般人が軽トラックを新車で購入するなら?
新車で軽トラの購入を考えた場合、OEM車を除き、ダイハツハイゼット&ジャンボと、スズキキャリー&スーパーキャリイとなる。最近の動向で最も注目されるのは、2021年12月に行われたハイゼットトラックのマイナーチェンジ。この時には、後輪駆動用に開発されたCVTが新たに採用された。
CVTは無段変速式だから、従来型の4速ATに比べて、速度や運転状態に応じた最適なギヤ比が設定される。

4速ATの場合、2速ではエンジン回転が高すぎて、3速では低すぎるといった場面も生じるが、CVTなら中間のギヤ比も無段階に選べる。動力性能や燃費に加えて、快適性も向上。しかもハイゼットトラックのCVTに組み合わせる4WDは、電子制御に進化している。
従来は5速MT専用だったスーパーデフロックをCVTにも組み合わせ、極端に滑りやすい路面では、4輪駆動時にデフロックも作動させると、悪路走破力をさらに向上した。衝突被害軽減ブレーキも機能を向上させ、スイッチ操作でエンジンが始動するキーフリーシステム&プッシュボタンスタートも採用された。
さすがに軽トラだけに、スマアシやエアコンのないグレードも用意されているが、よっぽど節約しない限り、どっちも標準装備。USBソケットやHDMI端子、大型のスマホ連携ディスプレイオーディオまでオプションで付けられる。
ハイゼットジャンボならリクライニングもできるからもっと快適だ。ハイゼットジャンボの価格はスタンダードの2WD、5MTが125万9500円~、2WDのCVTが131万4500円~。ハイゼットジャンボエクストラは2WD、5MTが141万9000円、2WD、CVTが147万4000円。いずれも4WDにもCVT、5MTが用意されている。



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