白・黒が王道とされるボディカラーの世界で、赤は長らく「査定が下がる色」として敬遠されてきた。しかし近年、赤をメインカラーに据える新型モデルが増えている。赤いクルマを乗り継いできた筆者が、今最も赤が似合う現行モデルを独断でカテゴリー別に選んだ。
文:佐々木 亘/写真:ベストカーWeb編集部、マツダ、トヨタ、スズキ、ホンダ、スバル、日産、
【画像ギャラリー】赤が似合うクルマって案外多い!! これは虜になるゾ(14枚)画像ギャラリー意外と赤いクルマって多いのよ
国産各社のカーラインナップページを眺めると、赤を纏ったモデルが思いのほか多い。トヨタではヤリス・クラウンスポーツ・ピクシスエポック、ダイハツではタント、ホンダではN-ONEとZR-V、三菱はエクリプスクロスがド派手な赤で目を引く。スズキのジムニーノマドとハスラー、スバルのインプレッサも赤のラインナップを持つ。
なかでも際立つのがマツダだ。カーラインナップ12台中10台が赤で展開されており、ソウルレッドクリスタルメタリックという国産車屈指の美しい赤を擁するマツダにとって、赤は単なる選択肢ではなくブランドの核を成すカラーといえるだろう。一方、日産のラインナップには赤いモデルがほとんど見当たらず、赤へのこだわりという点ではやや物足りない印象を受ける。
こうした各社のラインナップを見渡すと、赤のイメージが強くイメージ通りに仕上がっていると感じるのはN-ONE。これまで赤のイメージがなかったが、見て初めてそのカッコよさに気づかされるのがクラウンスポーツとジムニーノマドだ。
カテゴリー別!赤が最も似合うクルマはコレ
コンパクトカー部門はスイフトだ。バーニングレッドパールメタリックの元気な発色と、ブラックアウトされたA・Bピラーの組み合わせが赤のカッコよさを最大限に引き出す。スポーツコンパクトとしての性格と赤という色が、これ以上ないほど合致しているのだ。
セダン部門はシビックを推したい。白のイメージが強いモデルだが、有料色のプレミアムクリスタルレッド・メタリックは深みのある落ち着いた赤で、シビックのスポーティさに品を加えている。赤を選んでも派手に振れず、大人っぽく仕上がるのが面白い。
ワゴン部門はレヴォーグで、有料色イグニッションレッドが選択できる。シビックの赤より少し元気のある発色で、レヴォーグの力強いキャラクターとよく合うだろう。
スポーツカー部門はフェアレディZが頭一つ抜けた存在だ。暖色全般が似合うクルマで、赤のZはスポーツカーとして正統派の格好良さがある。GR86も赤が似合うモデルだが、「真っ赤なスポーツカー」として選ぶならZに軍配が上がるだろう。
SUV部門はクラウンスポーツの一択だ。広報カラーにも採用されているエモーショナルレッドは有料色で、一瞬輸入車と見紛うような独特の存在感を持つ。赤でここまで高級感が出るSUVは国産車では珍しい存在だ。
ミニバン部門は少し残念な印象。現行型ではシエンタ・ステップワゴン・フリードなどに赤が設定されているが、オレンジがかっていたり暗めの赤だったりと、発色の良い赤色を設定しているクルマが見当たらないのだ。少し前ならノアの一般色であるレッドマイカメタリックが良かったが、一部改良で消えてしまった。赤いミニバンは今や絶滅危惧種となっている。





















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