今のクルマには、座席の広さや収納の多さ&大きさが求められる。広い乗員スペースや多数のグッズが積めるのは魅力だが、最低限のスペースに最小限のグッズでミニマルに乗るのも面白い。そんな「秘密基地」感のあるクルマをご紹介する。
※本稿は2026年4月のものです
文:伊達軍曹/写真:スズキ、マツダ、ホンダ、ダイハツ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年5月26日号
「心地よい狭さ」に包まれドライビングに没入
現代のクルマは「広さ」が正義。いかに車内で快適に過ごせるか、いかに積載できるかが評価の軸となっている。
だが効率を突き詰めた空間には、どうしてもお茶の間の延長的な匂いが漂う。だからこそ今、タイトなコックピットを持つクルマを選んでみたい。それは少年時代、押入れの隅に潜り込み、懐中電灯ひとつで自分だけの世界を築いた「秘密基地」だ。
手の届く範囲にすべてのスイッチが配された、包み込まれるかのような感覚。そんな心地よい狭さこそが外界と自分とを遮断し、純粋なる運転快楽に没入するための装置となる。広さを捨てる代わりに、安らぎを得るのだ。
そんな押入れ的CARは近い将来、よりスペース効率一辺倒となったクルマたちのなかで、今以上に異彩を放つだろう。
新車なら……選択肢は減少中だがまだまだある!!
今どき「車内が狭い新車」というのは少ないが、それでもこことギャラリーに挙げた5車種なら、いい意味での狭さ、つまり「パーソナル感」ってやつを堪能可能だ! アナタだけの秘密基地はどれだ?
中古なら……選択肢はいろいろあるがベストは「ミニ」か?
何かと大きくなった最近のモデルと違い、ひと昔前の中古車は「押入れっぽいクルマ」の宝庫といえる。
スバル R1からトヨタ iQまで、さまざまな車種を検討可能だが、押入れ感と走行性能、そして趣味性および「ある程度の実用性」がそろっているのは英国製の元祖ミニか。押入れ感たっぷりのボディサイズでありながら、長身の人でも意外と普通に座れる。



















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