スペースの広さだけが正解じゃない!! 独特のタイト感やちょっと狭いからこそおもしろいクルマたち

スペースの広さだけが正解じゃない!! 独特のタイト感やちょっと狭いからこそおもしろいクルマたち

 今のクルマには、座席の広さや収納の多さ&大きさが求められる。広い乗員スペースや多数のグッズが積めるのは魅力だが、最低限のスペースに最小限のグッズでミニマルに乗るのも面白い。そんな「秘密基地」感のあるクルマをご紹介する。

※本稿は2026年4月のものです
文:伊達軍曹/写真:スズキ、マツダ、ホンダ、ダイハツ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年5月26日号

【画像ギャラリー】そもそもプレリュードに広々空間を求める方がナンセンス! MX-30の観音開きも工夫があっておもしろいぞ!(16枚)画像ギャラリー

「心地よい狭さ」に包まれドライビングに没入

ホンダ プレリュード。前席はさておき、後席は身長150cm以下を想定した世界。……そこがイイ!
ホンダ プレリュード。前席はさておき、後席は身長150cm以下を想定した世界。……そこがイイ!

 現代のクルマは「広さ」が正義。いかに車内で快適に過ごせるか、いかに積載できるかが評価の軸となっている。

 だが効率を突き詰めた空間には、どうしてもお茶の間の延長的な匂いが漂う。だからこそ今、タイトなコックピットを持つクルマを選んでみたい。それは少年時代、押入れの隅に潜り込み、懐中電灯ひとつで自分だけの世界を築いた「秘密基地」だ。

 手の届く範囲にすべてのスイッチが配された、包み込まれるかのような感覚。そんな心地よい狭さこそが外界と自分とを遮断し、純粋なる運転快楽に没入するための装置となる。広さを捨てる代わりに、安らぎを得るのだ。

 そんな押入れ的CARは近い将来、よりスペース効率一辺倒となったクルマたちのなかで、今以上に異彩を放つだろう。

新車なら……選択肢は減少中だがまだまだある!!

マツダ MX-30。SUVで「押入れ感」を追求したいならコレが◎。程よい狭さはクセになる
マツダ MX-30。SUVで「押入れ感」を追求したいならコレが◎。程よい狭さはクセになる

 今どき「車内が狭い新車」というのは少ないが、それでもこことギャラリーに挙げた5車種なら、いい意味での狭さ、つまり「パーソナル感」ってやつを堪能可能だ! アナタだけの秘密基地はどれだ?

中古なら……選択肢はいろいろあるがベストは「ミニ」か?

2000年まで販売されたローバー ミニ。良質な中古車は総額180万円前後から狙える
2000年まで販売されたローバー ミニ。良質な中古車は総額180万円前後から狙える

 何かと大きくなった最近のモデルと違い、ひと昔前の中古車は「押入れっぽいクルマ」の宝庫といえる。

 スバル R1からトヨタ iQまで、さまざまな車種を検討可能だが、押入れ感と走行性能、そして趣味性および「ある程度の実用性」がそろっているのは英国製の元祖ミニか。押入れ感たっぷりのボディサイズでありながら、長身の人でも意外と普通に座れる。

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