フロンクス対ヤリスクロス!! トヨタの王道か、スズキの全部入りか?

フロンクス対ヤリスクロス!! トヨタの王道か、スズキの全部入りか?

 コンパクトSUVの王道といえばトヨタ ヤリスクロス。そこに“全部入り”感で勝負を挑むのがスズキ フロンクスだ。燃費、価格、装備、サイズ感を比べると、同じコンパクトSUVでもキャラはかなり違う。選ぶべき1台はどっちだ?

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ

【画像ギャラリー】未来系コンパクトSUV対決! ちょうどいいヤリスクロスとてんこ盛りフロンクスの内外装を写真で徹底比較!(21枚)画像ギャラリー

燃費と選択肢の広さならヤリスクロスが強い

もともとは欧州向けに開発されたというヤリスクロス。幅広いグレードが用意されている点も魅力
もともとは欧州向けに開発されたというヤリスクロス。幅広いグレードが用意されている点も魅力

 ヤリスクロスの強みは、なんといっても選択肢の広さだ。ガソリン、ハイブリッド、2WD、4WD/E-Fourを選べ、グレードもX、G、Z、Zアドベンチャーを用意する。価格はガソリンXの2WDが212万6300円から、ハイブリッドXの2WDが251万200円から。上級のZアドベンチャー・ハイブリッドE-Fourは335万5000円だ。

 燃費も強烈。WLTCモード燃費はガソリン2WDが17.9~18.9km/L、ハイブリッド2WDが27.8~30.8km/L。フロンクスもマイルドハイブリッドを積むが、燃費勝負ではヤリスクロスのストロングハイブリッドが明確にリードする。毎日の通勤や買い物で距離を走る人ほど、この差は効いてくる。

ヤリスクロスの運転席
ヤリスクロスの運転席

 ボディサイズは全長4180~4200mm、全幅1765mm、全高1590mm。フロンクスより全長は長く、全高も高い。SUVらしい見晴らしや荷室の使いやすさを求めるなら、ヤリス クロスの安心感はやはり大きい。2026年改良で10.5インチディスプレイオーディオPlusの採用も広がり、王道モデルとしての隙はさらに小さくなった。

フロンクスは標準装備が濃い!! ワングレードの潔さが魅力

グレードがひとつであっても、ここまで贅沢な装備はあるのかと驚くほどのフロンクスはインド生産
グレードがひとつであっても、ここまで贅沢な装備はあるのかと驚くほどのフロンクスはインド生産

 一方のフロンクスは、グレード選びで迷わせない。価格は2WDが254万1000円、4WDが273万9000円。パワートレーンは1.5Lマイルドハイブリッド+6速ATで、WLTCモード燃費は2WDが19.0km/L、4WDが17.8km/Lだ。燃費ではヤリス クロスのハイブリッドに及ばないが、ガソリン系同士で見ればなかなか優秀だ。

 フロンクスの武器は装備の濃さ。9インチHDディスプレイの全方位モニター付メモリーナビ、ヘッドアップディスプレイ、ブラインドスポットモニター、ワイヤレス充電器、電動パーキングブレーキ、シートヒーターなどを標準装備する。ヤリス クロスならグレードやオプションを吟味したくなる装備が、最初からドンと付いてくる感覚だ。

フロンクスの運転席。装備数の多さや充実ぶりがわかるコックピットだ
フロンクスの運転席。装備数の多さや充実ぶりがわかるコックピットだ

 サイズは全長3995mm、全幅1765mm、全高1550mm。ヤリス クロスより短く低く、最小回転半径も4.8mと小さい。狭い街中での扱いやすさはかなり魅力だ。クーペSUV風の低いフォルムも、王道のヤリス クロスとは違う個性を放つ。

 結論は、燃費、販売網、グレード選択の広さまで含めた安心感ならヤリスクロス。装備の充実度と個性的なデザインを重視するならフロンクスだ。トヨタの王道か、スズキの全部入りか。これは価格表だけでなく、使い方と好みで答えが変わる好勝負だ。

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