2026年4月14日、日産本社ギャラリーにて長期ビジョンに関する発表会が行われた。会場ではチラ見せの新型スカイラインなどが話題となったが、クルマそのもの以外では、自動運転に関する発表もあった。日産プロパイロットの今後は?
※本稿は2026年5月のものです
文:角田伸幸/写真:日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
次世代プロパイロットを幅広いモデルで展開
2026年4月14日、本社ギャラリーで長期ビジョンに関する発表会を開いた日産。スカイラインの復活は日本のクルマ好きを大いに勇気づけたが、一方で自動運転に関する発表も興味深かった。
日産は2027年、新型エルグランドに次世代型プロパイロットを初搭載するが、発表会では、この技術が高級ミニバンにとどまらないことを示唆し、移動の問題を技術で解決していくことを表明したのだ。
次世代型プロパイロットについては過去にも紹介したが、なんといっても注目は、都市の混沌とした道路状況にも耐える高度な自律機能システムだ。
その秘密は「認知」「判断」「操作」という要素を一気通貫で行うエンド・トゥ・エンド型AIにあり、現実の状況をAI自身が判断するため高精度マップが不要なうえ、LiDARすら補助的にしか用いないから効率もいい。
日産から「クルマ」を変える!!
今回の発表会では、そんな次世代プロパイロットが、広く日産車に横展開されることが明らかになった。
発表会のスライドで、エルグランドの両脇にサクラとリーフを並べた演出からも、AIドライブをブランドのコアバリューとして育てる意志がはっきり伝わってくる。
長期的にはラインナップの9割にAIドライブ技術を搭載する構想も示されており、これは運転支援の進化というより、クルマの役割そのものを変える宣言と受け取るべきだろう。
市街地での高度な自律運転が当たり前になれば、通勤や買い物、送迎といった日常の移動負担は大きく減る。運転の巧拙や土地勘に頼らず、安全かつ自然に移動できる世界が見えてくる。
日産の発表は、維持が難しい過疎地の公共交通や、移動難民化する高齢者問題などを打開する、画期的な取り組みとなるだろう。
【画像ギャラリー】新型エルグランドにも搭載!! 長期ビジョン発表会で公開された次世代プロパイロットの展望(8枚)画像ギャラリー










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