国内メーカーを含む複数の自動車メーカーが、AI向け半導体の米国内最大手であるエヌビディアの自動運転向けシステム「ドライブハイペリオン」を採用するという。半導体開発企業が、その先である自動運転車の開発に乗り出してくる!?
※本稿は2026年5月のものです
文:角田伸幸/写真:NVIDIA、日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
自動運転によって知り得たデータの行方は?
AI向け半導体の巨人エヌビディアが、いよいよ自動運転プラットフォームの開発に乗り出した。
2026年3月16日、米サンノゼで開いた技術イベントで、同社は自動運転のオープンソース開発基盤「アルパマヨ」を発表した。同時にBYDや吉利汽車、いすゞ、日産などが、レベル4対応車の開発でエヌビディアの自動運転向けシステム「ドライブハイペリオン」を採用することも明かされた。
アルパマヨは、クルマが周囲を認識し、状況を判断し、走行するためのAIモデルやシミュレーション環境、データ群をまとめた「開発ツールセット」だ。
この共通基盤の使い勝手次第では、自動運転におけるエヌビディアの存在感が高まることは間違いないが、その一方で、走行データや学習データを誰が握るのかという、自動車メーカーにも譲れない問題を呼び起こす可能性もはらんでいる。
エヌビディアは近年、半導体開発だけでなく、その半導体の使い道であるロボットや自動運転といった分野で動きを積極化させている。こうした動きがそれぞれの分野にどんな変化を及ぼすか。日本にも無視できない話題といえそうだ。
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