毎日やってない? AT車オーナーが無意識に愛車を傷める行為3選

ATFやCVTFを交換しない

毎日やってない? AT車オーナーが無意識に愛車を傷める行為3選
フルードの無交換放置は、変速ショックや加速時の滑りを引き起こし、最悪の場合は高額なミッション交換修理を招く場合がある

 ATやCVTは、エンジンで生み出した動力を走るエネルギーに変換するパーツ。この中に入っているのがATF(オートマチックフルード)やCVTF(CVTフルード)と言われる液体。

 このATFやCVTFの働きは主に次の4つ

●動力伝達:エンジンで生み出した動力を、このフルードを媒体としてさらに駆動系へと動力伝達

●油圧制御・伝達:コンピュータの指示どおりにギアを切り替えるため、その油圧によってコントロールバルブを作動させる

●潤滑・洗浄:潤滑によって各金属パーツの摩耗を防ぎ、内部で発生する摩耗による金属粉や汚れを洗浄する

●冷却:ミッション内部の摩擦や駆動によって発生した熱を吸収する

 このように、ATF(オートマチックフルード)やCVTF(CVTフルード)は重要な働きを担っており、当然劣化はしていくため交換を推奨するメーカーもあれば、「無交換でいい」とするメーカーもある。

 愛車を思う気持ちから、ディーラーなどに行って「ATF交換してほしい」と言っても「交換しなくても大丈夫ですよ」と言われることもあるが、近年のクルマではATやCVTシステムの性能向上、各フルードの性能向上によって「あえて交換する必要はない」と言われているだけ。

 しかし、エンジンオイルでも言われる「シビアコンディション」での環境下では、このフルードも当然劣化する。

シビアコンディションについて

 このシビアコンディション下では、通常使用より早いタイミングでATならミッションギア、CVTでは金属ベルトなどが摩耗し、その結果として金属粉や汚れなどの不純物が発生する。

 発生した金属粉や汚れは、「油路」と言われるかなり繊細なフルードの通り道やバルブを詰まらせ、変速不良や異音につながることがある。

 よって交換を推奨されているクルマであれば、エンジンオイル同様に定期的に交換すべきで、特に交換を推奨されていないクルマは整備工場などに要相談。

 DIYトラブルでは、DIY作業に慣れていない人がフルードのドレン(排出口)をエンジンオイルのドレンと取り違えてしまい、「フルードを抜いたつもりがエンジンオイルを抜いてしまう」「エンジンオイル交換のつもりがフルードのドレンと間違えた」など、笑えないトラブルも……。

 「無交換で問題ない」と言われているATFやCVTFであっても、「使っているものは必ず劣化していく」と理解しておきたい。

【画像ギャラリー】愛車を傷める悪習慣とは?(4枚)画像ギャラリー

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