軽ワンボックスの世界で熱い火花を散らすスズキ エブリイワゴンとダイハツ アトレー。最新のCVTやターボエンジンを搭載し、もはや商用車の枠を超えた快適性と走りを手に入れた2台だ。今回は、趣味をトコトン楽しむ「大人の秘密基地」のベース車として、どちらが本当に優れているのかをガチで比較していく。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ダイハツ、スズキ、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】エブリイワゴンの室内広いなぁ!! 電動オートステップもいいぞ!(12枚)画像ギャラリーナンバーの違いがキャラクターの差!? 価格と燃費、維持費のリアル
まず知っておきたいのが、両車の登録ナンバーの違いだ。エブリイワゴンは快適性を重視した5ナンバー(乗用車)だが、アトレーは積載性と使い倒せるタフさを重視して4ナンバー(商用車)登録となっている。
4ナンバーのアトレーは毎年の自動車税が安く抑えられるメリットがあるものの、新車の初回車検が3年ではなく2年になる点には留意したい(※軽貨物のため毎年車検ではない)。維持費の仕組みに違いはあるが、どちらも最新の安全装備や快適機能を満載しており、プライベートで大活躍する素質は十分だ。
今回比較するのは、エブリイワゴンの売れ筋「PZターボ(2WD)」と、アトレーの最上級グレード「RS(2WD)」だ。単純な価格比較でいえば、エブリイワゴンが212万3000円、アトレーが182万6000円と、アトレーのほうが29万7000円もリーズナブルに設定されている。
パワートレーンはどちらも3気筒ターボとCVTの組み合わせだ。エブリイワゴンは最高出力64ps、最大トルク95Nmを発揮し、WLTCモード燃費は15.1km/L。対するアトレーは最高出力64ps、最大トルク91Nmで、燃費は14.7km/Lとなっている。数値上はエブリイワゴンのほうがわずかにトルクフルで低燃費だが、どちらも力強い加速とスムーズな走りを披露してくれる。
大人の秘密基地にするならどっちだ!? シートアレンジと積載性の勝負
ここからは、趣味のベース車として最も重要な荷室の使い勝手とシートアレンジをチェックしていこう。
4ナンバーのアトレーは、リアシートを格納したときに完全なフルフラット空間が出現するのが最大の強みだ。荷室の床面や側面には、汚れてもサッと拭き取れるイージーケアマットが採用されており、泥のついたマウンテンバイクや濡れたキャンプギアも気兼ねなく積み込める。
さらに、荷室の側面には複数のユースフルナットが配置されており、DIYで棚を付けたりネットを張ったりして自分好みの秘密基地を作り上げるのが非常に得意だ。
一方、5ナンバーのエブリイワゴンは後席の居住性を最優先している。リアシートには左右独立のスライド機構やリクライニング機能が備わり、足元の広さと座り心地はアトレーを大きく引き離す。シートを前方に畳んだ際は、アトレーほどの完全な平らさには一歩譲るものの、助手席まで前方に倒すことで約220cmの長尺物を積載可能だ。
何より、普段は4人が快適に移動できて、週末は2列目と3列目をフラットにして広大なベッド空間を作れるというバランスの良さが光る。
結論として、自分で工具を握ってガシガシ改造し、タフに使い倒したいガチのアウトドア派には、価格が安くフラットな荷室を持つアトレーRSがおすすめだ。一方で、普段の街乗りの快適性や静粛性も妥協せず、車中泊のときだけシートをアレンジして贅沢に空間を使いたいという大人の余裕を求めるなら、最新改良でさらに魅力を増したエブリイワゴンPZターボが最高の相棒になる!
【画像ギャラリー】エブリイワゴンの室内広いなぁ!! 電動オートステップもいいぞ!(12枚)画像ギャラリー
















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