渡辺陽一郎氏はこう評価
ミニバンの最大の特徴は、多人数で乗車できることだ。そこで大切になるのが3列目シートの座り心地。
先代エルグランドは天井が低く、床と座面の間隔も不足して、足を前方へ投げ出す座り方だった。
しかし新型は、全高を160mm高めたから、3列目の床と座面の間隔も広がり着座姿勢が改善された。身長170cmの大人6名が乗車した時、2列目に座る乗員の膝先空間を握りコブシ3つ分に調節すると、3列目に座る乗員の膝先空間は、新型エルグランドが握りコブシ3つ分でアルファードは3つ半だ。
エルグランドは少し狭いが、床と座面の間隔は、アルファードよりも余裕がある。乗員の体重が加わる背もたれの下側と座面の後方も入念に造り込んだ。3列目の総合的な座り心地はアルファードよりも快適だ。
ドライブモードをコンフォートにすると、路上の細かなデコボコも伝わりにくい。国産ミニバンでは、3列目の快適性が最も優れている。
【画像ギャラリー】3列目がアルファードより快適だと!? 新型「エルグランド」の広々室内をじっくりチェック(20枚)画像ギャラリー小沢コージ氏はこう評価
走りは確かにアル/ヴェル超え。だが、今回驚いたのは開発チーフの「燃費ですか? 競合に負けてません」という予想外のお答え。
正直ハイブリッド燃費でトヨタTHSIIに勝つ方式はないと思っていた。
まず効率のいいアトキンソンサイクルエンジンを開発し、両端をふたつのモーターで挟み、発進加速はモーターパワーで補い、エンジンパワーが余れば発電で電気を貯める。パワーが必要な高速域ではエンジンを使い切る。トヨタTHSIIの凄さはエンジンパワーをトコトンしゃぶり尽くす点にある。
かたや日産e-POWERは発電・駆動別々のシリーズ方式なので、エンジンパワーを一度電気エネルギーに変換せざるを得ない。そこで多少なりとも絶対にロスする。
しかし新エルグランドはロスがあってもトヨタに勝つという。よほどエンジン、発電効率が高いのだろう。ちと信じられないが、ウソは言わないはず。公道での試乗日が実に楽しみなのだ。
岡本幸一郎氏はこう評価
走りの仕上がりがよくて感心している。
まず動力性能が高い。発電特化型エンジンと最大トルク500Nm以上という大トルクのモーターによる第3世代e-POWERの気持ちいい加速は、大きな特徴のひとつだ。
すばやく加速Gが立ち上がり、力強さがなめらかに持続する加速を提供してくれる。3気筒の音がどうなのか気になっていたが、それほど悪いものじゃなかった。それに圧倒的に静かだ。
足まわりもいい。インテリジェントダイナミックサスペンションにより振動や上下動を効果的に抑えることができていて、乗り心地がとてもいい。
さらには進化したe-4ORCEがクルマの向きと姿勢を自在にコントロールし、ミニバンなのに意のままに操れるようになっている。
プレミアム感がわかりやすく仕立てられたインテリアもポイントが高い。
今のところ気になるところがどこにもない。こりゃよくできてるわ。
【画像ギャラリー】3列目がアルファードより快適だと!? 新型「エルグランド」の広々室内をじっくりチェック(20枚)画像ギャラリー






















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