「クルマ好きが減った」などと言われる若者世代だが、おじさん世代が戸惑うクルマ用語(?)も確かに存在する。そこで今回は、たまに息子よりも若い世代とも話していて「??」が出たクルマ用語ほかを紹介しよう。
文:山口卓也/写真:トヨタ、写真AC
【画像ギャラリー】おじさん世代が戸惑うZ世代のクルマ用語とは?(4枚)画像ギャラリー「ツライチをチキチキに攻めた」
おじさんにとっては「チキチキ??」という感じだが、なんとなく「目一杯」とかかな? とニュアンスは伝わってくる。
「チキチキ」はまさに「目一杯」「限界まで」という意味。そして「ツライチ」は元々は大工さんが使う建築用語だが、かなり昔から使われるクルマ用語でもある。
建築用語で言うツライチ(面一)は、2つの木材の面(ツラ)に段差がない(面が一つ)ことを指し、クルマ用語では「フェンダーとタイヤの面が正面から見てぴったり揃っている状態」を指す。
つまり、「ツライチをチキチキに攻めた」はおじさん言葉(?)と若者言葉の融合となり、「フェンダーとタイヤを目一杯ピッタリ合わせた」となる。
「このクルマ、バチバチじゃないですか!」
なんとなく音の響きから「ん? 褒めてくれてるの??」と思うが、まさにそのとおり。
「バチバチ」は「めっちゃ決まってる」や「すげー迫力」「完成度が高い」などの褒め言葉で、「このクルマ、めちゃくちゃカッコイイですね!」となる。
そんなわけで、前出の「ツライチをチキチキに攻めた」と合わせて、「このクルマ、ツライチがチキチキでバチバチじゃないですか!」となると、「このクルマ、フェンダーとタイヤの出幅がピッタリ揃っていてめちゃくちゃカッコイイですね!」となるわけである。
おじさん的にはなんだかモヤっとしながらもかなり嬉しい褒め言葉なのだ。
【画像ギャラリー】おじさん世代が戸惑うZ世代のクルマ用語とは?(4枚)画像ギャラリー「残クレアルファード」
YouTube好きの筆者にも昨年頻繁に、「あなたへのおすすめ」でこの楽曲動画がよく流れてきた。
「残クレ」は、残価設定型クレジットのことで、あらかじめ数年後(3年や5年など)の残価(下取り価格)を決めて車両価格から差し引き、残りの金額を分割払いで支払う自動車ローンのこと。
この「残クレ」には3年や5年の契約満了時には「クルマを下取りに出し、残価を清算して新しいクルマへ乗り換え」「クルマを返却(ただし、クルマの状態や走行距離の規定をオーバーした場合は追加料金が発生する)」「残価分を一括もしくは再分割ローンを組んで乗り続ける」などの選択肢がある。
しかし、据え置いた残価に対しても金利がかかることで「通常ローンよりも支払い総額が高額になる」「走行距離やカスタムの制限がある」「残価を満たさないほどの傷がクルマにある場合、自己負担で修理するか減額分の清算が必要になる」など、注意点もある。
「残クレアルファード」の楽曲動画では、「公道ヒエラルキーの最高峰」や「手取り20万でもいける」などの歌詞があり、見栄を張って購入する人を揶揄する言葉として使われた。
ただ、おじさん的には「見栄だろうがなんだろうが欲しいクルマを買って何が悪いのだろう!?」と、金もないのに新車のバイクを長期ローンで買った浪人生時代(購入後2カ月ほどで事故→廃車)を思い出すのである……。







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