現在、一般的なクルマに乗っていて、ネオクラや輸入車への買い替えを考えている人に特に注意してほしいのが、走り出す前の日常点検。もちろん現代の日本車にも必須なのだが、ネオクラや輸入車で日常点検を怠ると故障の原因にもなるのだ!?
※本稿は2026年6月のものです
文:フォッケウルフ/写真:フォッケウルフ、AdobeStock(トップ画像=琢也 栂@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2026年7月10日号
メンテの基礎「日常点検」を再確認
愛車のメンテを手掛ける前に、まずは基本中の基本である「日常点検」について振り返っておきたい。
これは運転前や定期的タイミングで行う、法令で定められた(←そうなんです!)基本点検のこと。
ドライバーが自分自身でできる最低限の作業であり、多くの人が免許証取得時に教習所で習うはず。……覚えているだろうか?
エンジンルームを開けて点検
●バッテリー液
バッテリーがどこに搭載されているかを確認し、液面がライン間にあるかどうか、車体を揺らすなどしてチェックする。インジケーターで確認できる場合も。
●ブレーキ液
リザーバータンクを目視して、中に入っているブレーキ液が上限ラインと下限ラインの間にあることをチェックする。タンクまわりの液漏れも確認しておきたい。
●ウィンドウウォッシャー
ウォッシャータンクを目視して、ウォッシャー液がどれだけ入っているか確認すること。タンクが空のままでウォッシャーを稼働させるとポンプ破損の恐れもある。
●エンジンオイル
エンジンを止めた状態でオイルレベルゲージを抜き、付着したオイルを一度拭き取ってから、もう一度奥まで差し込み、再び抜き取ってオイルの量を確認。上限と下限のライン間にあるかどうかをチェックする。
●冷却水
半透明で樹脂製のリザーバータンクの場所を見つけ出し、冷却水の量が上下ライン間にあることを確認する。キャップに「クーラント注意」の表示があるように、必ずエンジンが冷えている状態で確認すること。
クルマのまわりを回って点検
●タイヤの空気圧
タイヤゲージや空気圧チェッカーなどで、タイヤの空気圧が不足していないか、接地部のたわみなども確認する。各車ごとの空気圧の数値はドアの端などに貼られたラベルに表示されている。
●タイヤの溝の深さ
溝の深さが充分あるかどうか確認。深さをチェックできるデプスゲージを使ってもいい。溝の深さが1.6mm以下になると出てくる「スリップサイン」が現われている場合は交換が必須。
●タイヤの亀裂や損傷
ゴムの接地面や側面に亀裂や損傷などがないか確認する。さらに接地面の溝を見て、石などの異物が挟まっていないかどうか、接地面が偏摩耗していないかどうかもチェックすること。
●ランプ類
ヘッドランプ、テールランプ、ブレーキランプなどの点灯具合や、ウインカーの点灯具合、点滅速度が早くなっていないかなどを確認。レンズケースの汚れや損傷も併せてチェックする。
運転席に座って点検
●エンジンのかかり具合
キーを回したり、エンジンスタートボタンを押して、エンジンが速やかに始動するかどうか確認。アイドリング状態の異音もチェック。
●駐車ブレーキの引きしろ
パーキングブレーキがレバー式やペダル式であれば、目一杯かけた状態で、引きしろが少なかったり多くなっていないかチェックする。
●ウォッシャーの噴射状態
ウィンドウウォッシャーを実際に噴出してみて、ウォッシャー液の噴射される方向やその高さなどが適当かどうかチェックする。
●ブレーキの効き具合
ブレーキペダルをいっぱいまで踏み込んだ状態で、フロアとのすき間や踏み応えが適当かどうか。基準値は説明書などで確認する。
●ワイパーの拭き取り具合
ワイパーを実際に作動させ、しっかり動作するか。また、段階ごとの速度が適当か、ガラスに付着した液体が拭き取れるかどうか確認する。
●エンジンの低速および加速状態
アクセルをゆっくり踏み込んでいった時にスムーズに加速するか。ノッキングがなくエンジンがスムーズに回転するかもチェック。
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