ホンダ フリードには、1.5Lガソリン車と2モーターハイブリッドのe:HEVが用意される。同じグレードなら装備の差は小さいが、価格差は約40万円! 燃費のよさで差額を取り戻せるのか、それとも安いガソリン車が正解なのか。売れ筋のAIR EXで比べてみよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ハイブリッドとガソリン車の違いは「青」と「黒」!? フリードのエンブレムをよーく見て! (10枚)画像ギャラリー価格差は39万9300円! 燃費だけで取り戻せる?
比較するのは、ともにFF・6人乗りのAIR EX。ガソリン車は281万2700円、e:HEVは321万2000円で、差額は39万9300円だ。約40万円あれば、純正ナビやフロアカーペットなどを付けてもお釣りがくる。購入時の負担ではガソリン車が圧倒的に有利だ。
WLTCモード燃費はガソリン車が16.4km/L、e:HEVが25.4km/L。年間1万km走り、レギュラーガソリンを180円/Lとして計算すると、年間燃料代はガソリン車が約10万9800円、e:HEVが約7万900円となる。e:HEVが1年で節約できるのは約3万8900円だ。
単純計算では、39万9300円の価格差を燃料代だけで取り戻すまで約10年。年間5000kmなら20年以上かかる一方、年間2万kmなら約5年まで縮まる。走行距離が多いほどe:HEVが有利だが、週末の買い物や送迎が中心なら、ガソリン車の安さは強烈だ。
安さならガソリン、走りと静かさならe:HEV
ただし、e:HEVの価値は燃費だけではない。日常走行の多くを最高出力90kW、最大トルク253N・mのモーターが担い、発進直後から滑らかで力強い。乗員や荷物が多い場面でも余裕があり、低速域で静かなのもミニバンにはうれしい。
対するガソリン車は最高出力118PS、最大トルク142N・mの1.5LエンジンとCVTを組み合わせる。e:HEVほどの瞬発力や静粛性はないものの、街中では軽快で扱いやすく、高速道路の合流にも必要十分。車両重量がe:HEVより100kg軽いこともあり、素直でキビキビした走りを楽しめる。
税制面ではe:HEVが有利だが、それだけで約40万円の差が一気に埋まるわけではない。結論は、年間走行距離が少なく購入費を抑えたいならガソリン車。長距離をよく走り、燃費に加えて静かさや滑らかな加速も重視するならe:HEVだ。純粋な金額勝負ではガソリン車、毎日の上質さまで含めればe:HEV。乗る距離と保有年数で答えが変わる!
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