元号が令和となってから、多くのクルマがヒットを記録し、愛され続けている。ここでは、令和元年(2019年)以降に登場したスマッシュヒット車の中から、日本の道路事情にマッチしているコンパクトなSUVを中心に振り返ってみる。
※本稿は2026年6月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、スズキ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー(2019年11月発売)

2025年度の小型/普通車販売ランキングは、上からヤリスシリーズ、カローラシリーズ、ライズだ。1位と2位は複数のボディを合計した台数なので、単一ボディで算出するとライズが1位になる。
数少ない5ナンバーサイズのSUVで、コンパクトカーのように運転しやすい。しかも外観は野性的で、小さくてもSUVらしさが濃厚だ。ハイブリッドも用意され、販売総数の約半数を占める。ダイハツ ロッキーの6倍も売れていて、トヨタ車であることも人気の理由だ。
トヨタ ヤリスクロス(2020年8月発売)
売れ筋グレードの全長を4180mmに抑えたコンパクトSUVで、街なかでも運転しやすい。
また、フロントマスクを鋭角的に仕上げるなど、外観もSUVらしくてカッコよく、存在感も強い。後席はハッチバックのヤリスよりは余裕があり、家族4名でも乗車可能。そして残価設定ローンの残価も高い。
ハイブリッドZの価格は、ヤリスの同グレードを32万2300円上回るが、残価設定ローンを3年間の均等払いで組むと、月々の返済額はヤリスクロスのほうが安い。これもヒットの理由だ。
【画像ギャラリー】あなたならどれ選ぶ!? 「ライズ」から「ジムニーノマド」まで売れまくったSUVを一挙に見る(16枚)画像ギャラリートヨタ カローラクロス(2021年9月発売)
カローラクロスは、カローラシリーズの国内販売総数の内、約半数を占めるヒット作だ。
全長4500mm以下のコンパクトSUVなので、街中で運転しやすく、このサイズのSUVでは荷室が最も広い。後席にも余裕があり、ファミリーでも使いやすい。
さらにフロントマスクはRAV4に似たデザインで、SUVのユーザーが重視する存在感も強い。SUVの魅力を扱いやすいサイズのボディに凝縮して、中級グレードのSはハイブリッドを搭載しながら価格は298万円。買い得感もヒットの理由だ。
スズキ ジムニーノマド(2025年4月発売)
最近はハリアーやヤリスクロスなど都会派SUVが増えた反動で、悪路向けのSUVが注目されている。
そこで大ヒットしたのがジムニーノマドだ。2025年1月30日に発表され、4日後の2月3日に約5万台を受注して販売活動を停止した。日本車史上最速の大量受注だった。
悪路向けSUVは車種が限られ、ランクルシリーズはボディが大きくて価格も高い。しかしジムニーノマドは全長が3890mmと短いので運転しやすく、価格は300万円以下だ。時代のニーズに合った商品で人気を得た。
【画像ギャラリー】あなたならどれ選ぶ!? 「ライズ」から「ジムニーノマド」まで売れまくったSUVを一挙に見る(16枚)画像ギャラリー



















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