ボタンひとつで64psから95psへ!! スーパーワンのブーストモードが刺激的すぎる!!

ボタンひとつで64psから95psへ!! スーパーワンのブーストモードが刺激的すぎる!!

 普段は64psで穏やかに走る小型EVが、ステアリングのボタンひとつで95psへ変身! スーパーワン専用のBOOST(ブースト)モードは、最高出力を高めるだけの機能ではない。加速、変速感、サウンド、メーター表示まで連動させ、ドライバーの五感を刺激する“全部盛り”の走行モードだ。

文/写真:ベストカーWeb編集部

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同じモーターに隠れていた31psを解放

こういうのを待っていたといわんばかりに発売以来高い注目と人気を集めるスーパーワン。今後日本のEVがどうなっていくかはスーパーワンの評価次第なところこもある!?
こういうのを待っていたといわんばかりに発売以来高い注目と人気を集めるスーパーワン。今後日本のEVがどうなっていくかはスーパーワンの評価次第なところこもある!?

 スーパーワンは、N-ONE e:やN-VAN e:と同じe-Axleとバッテリーパックを採用する。N-ONE e:では軽自動車の出力枠に合わせて最高出力を47kW(64ps)に制限しているが、モーター自体にはそれ以上の性能が秘められていた。

 そこで軽自動車規格を飛び出したスーパーワンは、普段の最高出力を47kWに抑えつつ、BOOSTモード選択時には70kW(95ps)まで解放。31ps増し、約1.5倍の最高出力を引き出す。

1981年登場初代シティ。1983年にはスーパーワンのオマージュ元であるシティターボIIへ。シティターボIIには10秒間だけブースト圧を約10%アップさせる「スクランブル・ブースト」が付いていた
1981年登場初代シティ。1983年にはスーパーワンのオマージュ元であるシティターボIIへ。シティターボIIには10秒間だけブースト圧を約10%アップさせる「スクランブル・ブースト」が付いていた

 操作はステアリングにある専用スイッチを押すだけ。アクセルを踏み込めば、EVらしい瞬発力に加えて高速域でも力強い加速が味わえる。日常では扱いやすい64ps、走りたい場面では95psという使い分けだ。

 大型モーターや大容量バッテリーへ交換しなかった点も面白い。パワーアップと引き換えに車重が増えれば、スーパーワンが狙う軽快感が失われる。そこで既存のハードウェアを生かし、車重、航続距離、作動可能時間、耐久性を検討したうえで70kWという出力に決めた。1090kgの軽量ボディを守りながら刺激を上乗せした、実にホンダらしい発想だ。

音、変速感、光まで一斉にBOOSTする!

スーパーワンの運転席。パドルシフトも付いている上に、MT車を運転しているかのような挙動まで再現されている
スーパーワンの運転席。パドルシフトも付いている上に、MT車を運転しているかのような挙動まで再現されている

 BOOSTモードの本領は、単なるパワーアップにとどまらない。仮想有段シフト制御が7つのギアを作り出し、モータートルクを瞬間的に変化させて変速時のGまで演出。パドルによるマニュアル操作、シフトダウン時のブリッピング、レブリミッター風のトルクカットも楽しめる。

 アクティブサウンドコントロールも連動する。仮想エンジン回転数に合わせ、スポーティな直列4気筒エンジンを思わせる音が車内に響く。音色の参考にしたのは、シティ ターボIIやDC2型インテグラ タイプRだというから泣かせる。

なんとエンジンサウンドは、V型エンジンっぽいとの声もあるが、なんとシティ ターボIIやかの名機B18Cを積んだインテグラタイプR(DV2)も参考にしているとのこと! 
なんとエンジンサウンドは、V型エンジンっぽいとの声もあるが、なんとシティ ターボIIやかの名機B18Cを積んだインテグラタイプR(DV2)も参考にしているとのこと! 

 さらにメーターとインパネのイルミネーションは青から紫へ変化。中央の瞬間電費計が仮想タコメーターへ切り替わり、加速アニメーションも表示される。押した瞬間、室内の空気まで変わる仕掛けだ。

 絶対的な速さだけなら、さらに高出力なEVはいくらでもある。しかしスーパーワンが目指したのは、日常の道で使い切れる速さと操る楽しさ。64psから95psへ切り替わる31psは、数字以上にドライバーを高揚させる31psなのだ。

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