我らがスズキが軽EVに本気で乗り出してきた。その名もeスカイ。これまでサクラのような軽でありながらちょっと高級なモデルが散見されたが、まったく違うアプローチなのだ。アルトやワゴンRなど肩肘張らないで乗られるEVを出してきた。ざっくり特徴を!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:森山良雄
【画像ギャラリー】さすがスズキ!! シフトにらしさ詰まっている!! 内装のシンプルさもいいぞ!!(16枚)画像ギャラリーさすがスズキ!! 電費のよさで電池容量小さくても310kmをマーク
本格普及とは言えない状況のEV市場であるが、日本で本格的に流行らせるには軽自動車だ!! と長らく言われている。これは街乗り重視のユーザーが多いからで、充電インフラなどを考えるに短距離走行が多い軽自動車がもっとも合っていると言われているためである。
軽自動車の乗用EVはサクラやeKクロスEVがすでに存在するが、軽を得意とする本丸スズキがやっと市販モデルを発表したのだ。しかも超基本スタイルで。
バッテリー容量は26kWhで航続可能距離は310kmをマーク!! じつはこれこそが新型eスカイの真骨頂なのだ。
というのも話題沸騰中のBYD 新型ラッコのベースモデル200は22.4kWhで210km、上級グレードの300シリーズは35.84kWhで320kmとなっている。そう、新型eスカイは電池容量が小さいながらも航続可能距離が長いというワケ。それだけ電費がいいのだ。これぞ長年軽自動車を手掛けてきたスズキの意地なのだ。
ワゴンRとほぼ同サイズ!! シフトもお見事
ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1625mmとワゴンR(全高1650mm)とほぼ同じ!! この新型eスカイ、いい意味でEVらしくないのだ。開発陣いわく「アルトやワゴンRからの乗り換えでもすぐに親しめる仕上がりにしている」と語るほど。
EVといえば鋭いパワー、あるいは内装が豪華なモデルが多いが、新型eスカイはまったくそんなことはないのだ。それが如実に現れているのがシフトである。ジョイスティックタイプ、はたまはボタン式を採用するモデルが多いが、新型eスカイはワゴンRなどと同じゲート式シフト!! これは素直に嬉しいポイント。
内装はeビターラ譲り!? シンプルだけど、これぞ軽EVの入門モデル
内装の仕上がりも文句なし。メーターはフル液晶、そして恐らくメーカーオプションとなりそうな巨大ディスプレイなど、一見eビターラに似た配置となっている。ソフトパッドなどは使用せずにハードタイプとなっているものの、色使いで高級感を演出するなど、これまたワゴンRやアルトを彷彿とさせる仕上がりなのだ。
後席は身長175cmの筆者が座っても十分な広さを確保。なおドアポケットにカップホルダーはあるもののシートバックポケットなどのお馴染みの装備はなく、かなりシンプルな印象である。嬉しいのはセンターコンソール後ろ側にコンセントを設置しており、すぐさま電化製品やスマホなどの充電もできるのだった。
ラゲッジルームを見てみるとじつにシンプル。後席は左右それぞれで倒すことが可能で、操作は肩口にあるポッチを引っ張るだけ。操作感はアルトに似た感じである。
新型eスカイはとにかく“わかりやすい”のだ。冒頭の通り、アルトやワゴンRといった軽自動車の基本をしっかり抑えているのだった。
価格やグレード数などはまだ不明ながら、航続可能距離が310kmをマークしていることは大きな売りとなるはず。電池はLFP(リン酸鉄リチウムイオン電池)なので極めて燃えにくい!! それでいて既存車からの乗り換えでも難なく操作できるなど、不安要素はゼロいっても過言ではないレベル。スズキの本気を感じる1台であります。がんばれ新型eスカイ!!!!
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