日本に再導入された三菱 トライトン、9代目となって日本に帰還したトヨタ ハイラックスに続き、日本への輸入販売が開始されたのがいすゞ D-MAXだ。ついに日本がピックアップトラックのかっこよさに気付き始めた!?
※本稿は2026年7月のものです
文:片岡英明/写真:大西 靖
初出:『ベストカー』2026年8月26日号
新進気鋭の輸入業者がD-MAXの販売を開始
ピックアップ4WDトラックが密かなブームとなりつつある。その引き金を引いたのは、タイで生産されている日本の1トン積みトラックだ。ハイラックスが先陣を切って登場し、三菱のトライトンが続いた。そして新たな挑戦者として名乗りをあげたのが、いすゞのD-MAXだ。
いすゞ自動車は2002年に乗用車部門から撤退したが、経験豊富なSUV系モデルは生産と販売を続けている。その代表がD-MAXで、現行モデルは3代目だ。’23年秋に気合の入ったビッグマイナーチェンジを断行し、内外装を化粧直しするとともにメカニズムを進化させた。また、先進安全装備も充実させた。
輸入販売を行うのは、ソフトウェア開発を本業とする東京のアドバンスデザインテクノロジー株式会社だ。集積回路やソフトウェアの開発と販売を手掛けているが、自動車輸入事業に乗り出し、第一弾としてD-MAXの販売を開始した。
日本で販売されるのは、クルーキャブと名付けられた5人乗りのダブルキャブ。エクステリアは、ストレート基調で無骨な印象を与えるトライトンとは好対照のデザインを採用する。
まずは内外装等の見た目からチェック!!
D-MAXは凛々しいフロントマスクを採用しながら、都会の景色にも似合う若々しいルックスだ。デイタイムランニングライトを上部に配し、フード中央にはパワーバルジも付く。バンパーも一体デザインだ。
インテリアもセンタークラスターをU字シェイプにデザインするなど、乗用車ムードを強く打ち出した。もちろん右ハンドルでウィンカーレバーも右側にあるから初めて乗っても戸惑わない。2トーンのレザーシートは大ぶりで、フィット感も上々だ。メーターの視認性もいい。
リアも不満のない空間を確保した。大柄な人は少し窮屈な姿勢を強いられるが、実用的な広さだ。アームレストもあるから、2人ならロングドライブも苦ではないだろう。
輸入される上級グレードのVクロスが搭載するのは4JJ3-TCX型直列4気筒DOHC4バルブ直噴ディーゼルターボで、排気量は2999ccだ。厳しいユーロ5排出ガス規制をクリアしながら190ps/3600rpm、45.8kgm/1600〜2600rpmを実現している。
このエンジンに、パドルによるマニュアルシフトが可能な電子制御6速ATを組み合わせた。4×4システムはハイ/ローの副変速機を備えたパートタイム式だ。ダイヤルを操作して走行中に2WDと4WDを切り替えられる。もちろん直結4WDの4Lも選択可能だ。
リアデフロックを作動させた時のトラクションコントロール領域を広げたから脱出能力も高い。





























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