アウトバックの穴を埋める新たなフラッグシップSUVに
スバルといえば、2025年3月末をもってフラグシップクロスオーバーの「アウトバック」の受注が終了となっており、現在の国内スバルには、フォレスターより大きく、上級に位置するSUVがありません。アセントが導入されれば、アウトバックが抜けた上級SUVのポジションを担うことになります。
5人乗りのクロスオーバーとして、オンロードでの走行性能や長距離移動の快適性、ワゴンに近い荷室の使いやすさを追求してきたアウトバックに対し、アセントは7人または8人での移動を想定した3列SUVです。両車のキャラクターは異なりますが、アセントはアウトバックの販売終了によって空いた上級SUVのポジションを埋めつつ、国内SUBARUにはなかった多人数乗車という価値を加えるモデルといえます。
日本では大人数が乗れるクルマとしてミニバンが広く選ばれていますが、SUVらしいスタイルや走破性を求めるユーザーも少なくなく、水平対向ターボエンジンやシンメトリカルAWD、X-MODEを備えたアセントは、他社の3列SUVとは異なる魅力を打ち出せます。日常での扱いやすさを優先するならフォレスター、大人数での移動や積載性を重視するならアセントというすみ分けも分かりやすいでしょう。
気になるのはその価格ですが、アセントの米国での価格は、「Limited」が4万7885ドル、「Touring」が5万1165ドル、最上級の「Onyx Edition Touring」が5万1995ドルです。すでに販売が始まっているハイランダーは、日本で税込860万円(Limited ZR Hybrid)。その日本仕様と装備水準の近い北米仕様「Hybrid Platinum」は5万5675ドルであり、その価格比率をアセントに当てはめると、日本での価格は約740万~803万円となります。あくまで試算ですが、日本でも上位グレードを中心に導入されるなら、750万~800万円程度がひとつの目安になりそうです。
はたしてアセントは、スバルらしい走りと最大8人が乗れる室内を、どのような仕様と価格で提案するのか。正式な導入発表を期待して待ちたいところです。
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