駐車時は両方使う、ただし寒冷地では凍結に注意
「引きっぱなしにするとワイヤーが伸びる」といった話を聞き、普段からパーキングブレーキを使わないという人もなかにはいるようですが、通常の駐車環境においてパーキングブレーキを避ける技術的な理由はありません。
ただ、パーキングブレーキをかけないほうがいい場合もあります。冬の寒冷地では、パーキングブレーキのワイヤーやブレーキ周辺に付着した水分が凍結し、パーキングブレーキを解除できなくなることがあります。凍結が予想される場合は、車両の取扱説明書に従い、なるべく平坦な場所でPレンジと輪止めを使って駐車してください。JAFも寒冷地での駐車では、AT車をPレンジに入れたうえで、輪留めを車体の対角線上に位置する前後2か所へ設置する方法を案内しています。
電動パーキングブレーキも凍結とは無縁ではありません。システム停止時に自動で作動してしまう車種もあるため、スキー場や寒冷地へ向かう前には、取扱説明書で「自動作動を一時的に解除する手順」を確認しておく必要があります。この場合も、決してPレンジだけに頼らず、必ず輪留めを併用してください。
クルマが自動で行ってくれる時代になっても、最後に車両が確実に動かないことを確かめる責任はドライバーにあります。クルマから離れる前には、「Pレンジに入っているか」「パーキングブレーキ(または輪留め)で車体が保持されているか」を目と足元でしっかり確認する習慣を大切にしたいところです。
【画像ギャラリー】「Pレンジ」に入れればクルマは動かない……なのになぜパーキングブレーキも必要?(9枚)画像ギャラリー









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