タッチか物理かではない! “適材適所”こそ次世代スイッチの答え
これからのクルマに求められるのは、タッチパネルか物理スイッチかという二者択一ではないと思う。タッチパネルには、表示や機能を自由に変更できるという大きな強みがある。一方、物理スイッチには触覚だけで位置や機能を判断でき、走行中でも確実に操作できるという強みがある。
ならば、それぞれの得意分野を使い分ければいい。ナビゲーションの目的地設定や詳細な車両設定など、停車中に操作することが前提の機能はタッチパネルに集約する。一方で、走行中に頻繁に操作するエアコンやライト、ワイパーなどは触覚で分かる物理スイッチを残す。
あるいはタッチパネルでありながら、指を置く位置が明確に分かり、操作したことが確実に伝わるような新しいインターフェースを開発する方法もある。クルマは「走る」という基本性能を持った乗り物であり、ドライバーはその走行中にさまざまな操作を行う。
そのことを考えれば操作系もまた走行中のドライバーを助けるものでなければならないはずなのだ。
タッチパネルは確かに先進的で、デザインとしてもスタイリッシュに見え、スマホ世代には馴染めるものだろう。タッチパネルの先進性と物理スイッチの確実な操作感を融合させ、より実用的で分かりやすいスイッチが登場することを期待したい。
スイッチがどれだけ新しく見えるかではなく、ドライバーが迷わず、視線を道路から逸らさず、確実に操作できるかどうか。クルマのスイッチは、ドライバーのためにある。その当たり前の原点を忘れない操作系こそが、クルマには求められているはずなのだ。
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