指定ではない粘度のオイルを使用する
近年は省燃費が多くうたわれ、現代のクルマの多くは燃費性能向上のために0W20や0W16といった低粘度(低燃費)オイルを使っている。
しかし、単に省燃費のみを考えて低粘度オイルを使っているのではなく、エンジン内のパーツクリアランス(隙間)などの設計上の数値も低粘度オイルに合ったものに変わってきているのだ。
サラサラとした柔らかい低粘度オイルは、エンジン内部の摩擦抵抗(フリクションロス)を減らし、特に最も摩耗が進む時と言われるエンジン始動直後(冷間時)の流動性に優れている。
また、フリクションロスの低減により、エンジンレスポンスが良くなる利点もある。
そこで、この低粘度オイルを愛車に入れようとする人もいるだろうが、メーカー指定ではない低粘度オイルを安易に使用するのは、結論から言えば愛車を壊す原因になりかねない。
現代のクルマは20年ほど前のクルマとは各クリアランスが異なっており、昔のクルマに低燃費を狙って低粘度オイルを入れても、燃費が向上するどころかエンジン故障につながる可能性大!
具体的には、クリアランスが大きめの昔のクルマでは低粘度オイルはクリアランスを通り抜けやすく「オイルの減りが早くなる」、劣化したシールやガスケットの隙間から「オイル漏れを起こしやすい」、高負荷走行時は薄い油膜が切れやすく「エンジンの耐久性が低下する」など。
オイル粘度は設計時にメーカーが決めており、かなり特殊な使い方、特定の車種を熟知した専門店などの判断でなければ安易に変更するべきではない。
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