車両価格だけでは決まらない!! ナビと運転支援の装備差をチェック
購入を考える際は、車両本体価格とともに、必要な装備が標準で備わっているかを確認したいところ。同じ価格帯でも、ナビや運転支援機能の内容には違いがあります。

装備の充実度で買い得感があるのは、フロンクスです。9インチナビゲーションや全方位モニターに加え、前席シートヒーター、ヘッドアップディスプレイまで標準装備しています。
ライズとWR-Vは、ナビやディスプレイオーディオをオプションで追加する必要があります。ライズは、9インチ純正ナビが税込24万1340円、9インチディスプレイオーディオパッケージが税込9万7900円です。 WR-Vは、9インチ純正ナビが税込24万1450円(取付アタッチメント等を含む)、8インチディスプレイオーディオが税込10万3400円(取付アタッチメント含)。
ディスプレイオーディオはナビ機能を内蔵せず、スマートフォンのナビアプリを使う方式です。車載ナビまで標準装備するフロンクスと比較する際は、この機能の違いと追加費用も踏まえて判断したいところです(メーカーオプションのライズのディスプレイオーディオパッケージを除き、別途取付費が加算される場合もあります)。
安全・運転支援機能にも、3モデルで違いがあります。いずれも、先行車との車間距離を保ちながら加減速を支援するACC(アダプティブクルーズコントロール)と車線維持支援を備えていますが、WR-VのACCは全車速追従には対応していません。走行中は先行車に合わせて加減速するものの、車速が25km/h未満になると自動解除されるため、停止する際はドライバーのブレーキ操作が必要です。
WR-Vはまた、停止中にブレーキペダルから足を離しても停止状態を保つ、オートブレーキホールドも備えていません。「ACC付き」という説明だけで選ばず、渋滞時の加減速や停止中の操作を、どこまで支援してほしいかを考えて比較する必要があります。
街乗りか、家族との遠出か 使い方に合う一台を選びたい
3モデルにはそれぞれ強みがありますが、購入前には、自分の使い方に合うかを確かめたいところです。
ライズハイブリッドは、市街地で発進と停止を繰り返す場面で、モーター駆動の扱いやすさを感じられます。ただ、筆者は高速道路での走行中、落ち着きのなさを感じる場面もありました。車体の軽さからくるものだと感じていますが、高速道路を使う機会が多い場合は、可能であればその速度域での乗り心地や安定感も確認したいところです。
WR-Vは室内と荷室の広さが魅力ですが、Z+の市街地モード燃費は12.3km/L。同じ市街地モードで比較すると、ライズハイブリッド(29.6km/L)の半分以下であり、フロンクスの2WD(15.1km/L)よりも低い数値です。近所への買い物など、街乗りが中心の場合は、広さを優先するか、日々の燃料代を抑えたいかも考えて選びたいところです。
フロンクスは背の低いプロポーションが特徴ですが、そのぶん運転席からの見晴らしは控えめ。ハッチバックに近いアイポイントです。SUVらしい高い位置からの視界を期待する場合は、本格的に検討する前に運転席に座って確認することをおすすめします。荷室容量も今回の3台では最小なので、普段積む荷物が収まるかも確認しておきましょう。
街乗りの経済性とコンパクトな車体を重視するならライズハイブリッド、後席の広さや荷物の積載力を優先するならWR-V、静粛性や乗り味、標準装備の充実度を求めるならフロンクスが、それぞれ有力な候補になります。
最後は、必要なオプションと諸費用を含めた支払総額を確認し、実際の使用シーンをイメージしながら試乗をしてみてください。価格と装備、そして実際に乗った感触を確かめて、納車後も「買ってよかった」と思える一台を選びたいものです。
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