暑かった夏が終わり、ようやく過ごしやすい季節になってきた。しかし、愛車は猛暑によるダメージを引きずっているかもしれない。先日、2週間ぶりに愛車に乗ったのだが空気圧が0.4も減っていた。季節の変化で空気圧がこれほど変わるのかと驚いた。そのほか、エアコンを酷使したバッテリー、ブレーキフルードや冷却水など、見逃したくないポイントは意外に多い。秋から冬にかけて突然のトラブルに見舞われないためにも、愛車を長持ちさせる4つの点検習慣を紹介しよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、Adobe Stock
夏の疲れが残るバッテリーとタイヤ! 秋こそ点検が欠かせない!
今年の夏も猛烈に暑かった。連日の猛暑で人間も夏バテ気味だが、実はクルマも相当なダメージを受けている。なかでも真っ先に点検しておきたいのがバッテリーだ。
夏場はエアコンの使用頻度が高く、電動ファンなどの電装品もフル稼働。さらに渋滞や短距離走行を繰り返す使い方では、消費した電力を十分に回復できない場合がある。
しかも、バッテリーは暑さに弱い。高温環境では内部の化学反応が活発になり、劣化が進みやすくなる。猛暑を乗り切ったからといって、バッテリーが健康な状態を保っているとは限らないのだ。
怖いのは、バッテリーの劣化がドライバーにわかりにくいこと。昨日まで普通にエンジンがかかっていたのに、翌朝突然セルモーターが回らなくなることもある。
特に最近のクルマは電装品が多く、バッテリーの負担も小さくない。アイドリングストップ車はエンジンの再始動を繰り返すため、バッテリーの状態管理が重要になる。新車でもバッテリー上がりがありえる。舐めてかかるとえらい目にあってしまう。
また、ハイブリッド車だから安心というわけでもない。ハイブリッド車には駆動用バッテリーとは別に、車両の制御システムなどを起動するための補機バッテリーが搭載されている。
この補機バッテリーがあがってしまうと、駆動用バッテリーに十分な電力が残っていても、システムを起動できなくなる場合がある。
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では、どんな点検をすればいいのか?
まず確認したいのは、バッテリーの使用年数だ。一般的な鉛バッテリーの寿命は2~3年程度がひとつの目安とされている。ただし、実際の寿命はバッテリーの種類や使用環境によって大きく異なる。
すでに3年以上使っているなら、たとえ不具合を感じていなくても、一度点検しておきたい。次に確認したいのが、バッテリー端子の腐食や緩み、液量点検が必要なタイプではバッテリー液の残量だ。
端子部分に白い粉状の腐食が発生していたり、バッテリー液が規定量を下回っていたりする場合は注意が必要。ただし、メンテナンスフリータイプでは液量を確認できない製品もある。
また、エンジンの始動に時間がかかる、ヘッドライトが暗く感じるといった症状も、バッテリーの劣化を疑うきっかけになる。
もっとも、こうした症状が現れないまま突然寿命を迎えるケースもある。そこでおススメしたいのが、ディーラーやカー用品店でのバッテリー診断だ。専用のテスターを使えば、電圧だけでなく始動性能や劣化状態などを確認できる。
そして、もうひとつ気をつけたいのが、長期間クルマを動かさないこと。
駐車中も時計やセキュリティ装置などが電力を消費するため、長期間放置するとバッテリーあがりの原因になる。
ただし、充電のためだけに短時間アイドリングすることが必ずしも有効とは限らない。使用頻度が極端に少ない場合は、車両に適合した補充電器の利用も検討したい。
夏を乗り切った愛車を冬の寒さで立ち往生させないためにも、今こそバッテリーの健康診断をしておこう。


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