■今回大変頼りになった、DigSpiceⅢ
文:ベストカーWeb編集部
ここからは感謝と情報提供の意味も込めて、ベストカーWeb編集長Tがお送りします。
さて。このエコカーカップの「富士スピードウェイの本コースを、毎ラップちょうど3分15秒近辺で走り続ける」という基本戦術がいかに難しいかは、一度でもエコカーカップに触れたことがある方ならお分かりだと思う(なにしろほとんどのチームが一度は早着ペナルティを喰らうのだ)。
そんな過酷な(?)レースで我々が一番頼りにしたのが、「DigSpiceⅢ」。
付属ユニット(チロルチョコくらいの大きさ)を参戦車両のルーフにガムテープで取り付け、インパネ部分に専用アプリ(無料)をダウンロードしたスマホやタブレットを設置するだけ。
GPSで自車の位置を計測して、ラップタイムはもちろん区間タイムを表示、データロガーとしても利用できる(公式サイトからデータをダウンロードすれば、プロドライバーと自分の走りを比較できたりもしちゃう)。
これで1セット4万円は安い。
サーキット走行が好きで、ご自身の走りを一段上のレベルまで高めたい方はぜひ購入を検討してみてほしい。
公式サイトはこちら。
■プリウス20周年、トヨタのハイブリッド車1000万台突破記念
今回のレースはウキウキ気分で最新のアクアを借りて参戦したベストカーWebチームでしたが、思い起こせば2017年の今年は、プリウス発売20周年でありました。
最新のアクアももちろんいい車であったが、当社の社用車プリウスで参戦するのも一興だったのでは、と帰社してから思い立った次第。
1997年12月、初代プリウスは「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーとともに発表、発売。チーフエンジニアは現在トヨタ自動車の会長を務める内山田竹志氏である。
販売価格は215万円。燃費は28.0km/L(10.15モード燃費)。
決して安いとは言えない価格だったが、当時としては驚異的な燃費だったし、独特のドライブフィールで、社用車として購入した当社編集部員も競ってステアリングを握りたがったものだった。
あれからもう20年。いまやハイブリッドカーなくして世界の自動車シーンを語ることは不可能となり、世界初の量産ハイブリッドカーとして誕生した初代プリウスは、日本自動車史に燦然と輝く偉大な記念碑となった。
今も現役で活躍する当社の社用プリウスに、そっと「おめでとう」と伝えたい。
そして上記見出しにあるとおり、この20年でトヨタはハイブリッドカーの累計販売台数は1000万台に到達した(2017年1月末に1004.9万台を記録)。
上述の内山田会長は以下のようなコメントを発表。
「初代プリウスの発売当時、『ハイブリッド』 という言葉は世間に全くなじみもなく、乗っている人は『オタク』だとも言われた。
しかし、そのような未知のクルマに期待を寄せ、お乗りいただいた多くのお客様に支えられて、ハイブリッド車は 1,000 万台という節目を迎え、今では『普通のクルマ』になるまで普及することができた。
ハイブリッド車をここまで育ててくださったすべてのお客様に心から感謝を申し上げるとともに、これからもお客様と一緒に地球環境問題の解決に貢献できるよう挑戦を続けていきたい」
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