2026年11月で生誕60年を迎えるカローラ。長らく国民車として活躍してきたが、どうにも保守的とか優等生といった印象が強い。しかし、長い歴史の中では意欲的な派生モデルもあった。そんなカローラシリーズを盛り上げた個性派たちがこれだ。
文:木内一行/写真:トヨタ、CarsWp.com
【画像ギャラリー】ザ・国民車から生まれた派生モデルが面白い!(13枚)画像ギャラリー「神格化されたカローラのスポーツモデル」 カローラ レビン
カローラの派生モデルとして知名度が最も高いのは、やはりカローラ レビンだろう。レビンはもともと派生モデルではなく、ツインカムエンジンを搭載する一部のグレードに与えられていた名。それが5代目カローラE80系にモデルチェンジした際、クーペ系全般を指す車名になったのだ。
こうして再出発したカローラレビンの愛称で“ハチロク”として大ブレイク。軽量コンパクトなボディに元気のいいツインカムエンジン、素直なドライブフィールで多くのファンを夢中にさせた。
そして、当時の人気もさることながら40年以上経った今では世界的なブームとなっており、伝説的な存在にまで発展したのだ。
なお、次の世代からはセダン系と同じFFレイアウトに変更。スーパーチャージャー仕様や5バルブエンジン、スーパーストラットサスといったメカを採用し、2000年まで生産された。
「若者に支持されたカローラの弟分」 カローラII
1982年にはカローラの弟分にあたるカローラIIがデビュー。同時期にモデルチェンジした2代目ターセル/コルサの兄弟車で、カローラを名乗るものの同車との共通点はない異母兄弟のようなモデルだ。
そんなカローラIIは若者をターゲットにした2ボックスハッチバックで、シャープかつ空力特性に優れたエクステリアデザインや明るくワイドなキャビンを特徴としつつ、「スポーティな行動派感覚」を強調。チェック柄のスポーツシートや2トーンボディカラーなどを採用し、アクティブなイメージを演出した。
また、ターセル/コルサには4ドアセダンもあったがカローラIIはハッチバックのみだった。
カローラIIはその後もターセル/コルサとともにモデルチェンジを繰り返したが、4代目を最後に消滅した。
【画像ギャラリー】ザ・国民車から生まれた派生モデルが面白い!(13枚)画像ギャラリー「市場の変化に対応するべく生まれた上級ハッチ」 カローラFX
時代のニーズとともに進化してきたカローラだが、1984年にはニューモデルのカローラFXを投入。当時急成長を遂げていた2ボックス市場に対応するべくラインナップに加わったのだ。
カローラFXは、高い基本性能と車格感を備えた新世代の2ボックスカー。若々しくファッション性に富んだデザインのボディは空力性能も高く、当時流行ったフルカラースポーツ仕様も設定。室内はFFのメリットを生かして広い居住空間を確保し、バケットシートなどスポーティなアイテムも採用された。
トップグレードは名機4A-Gを採用。これが本格2ボックスカーでは日本初のツインカムエンジン搭載車となり、若年層へのアピールとしても申し分なかった。
そしてカローラFXは3世代続いたものの1995年に生産終了となり、2001年に登場したランクスがそのポジションを受け継いだ。
















コメント
コメントの使い方