「HTボディが美しい4ドアスペシャルティ」 カローラ セレス
カリーナEDのヒットによって火がついた4ドアスペシャルティ市場。それに刺激されマツダ・ペルソナや日産・プレセアなどが誕生したが、トヨタはひと回り下のクラスにニューカマーを投入した。
1992年に登場したカローラ セレスはコンパクトクラス初の4ドアHTモデル。低いルーフのフォルムは流麗かつ美しく、クーペのようなスタイリッシュさ。インテリアも落ち着いた雰囲気で、クラスを超えた質感と心地よさを実現していた。
その一方で、レビン/トレノにも採用される4A-G搭載のスポーツグレードもラインナップ。そのポテンシャルは侮れないもので、エンジンこそ変更されたもののツーリングカーレースにも投入された。
ちなみにスプリンター マリノは兄弟車で、前後の意匠が異なっていた。
【画像ギャラリー】ザ・国民車から生まれた派生モデルが面白い!(13枚)画像ギャラリー「ブームに乗って誕生したコンパクトミニバン」 カローラ スパシオ
1990年代から徐々に勢力を拡大してきたミニバン。そんなブームに合わせるように1997年に誕生したのが、3列シートを備えるカローラスパシオだった。
ミニバンとはいえ現在主流のハイト系ではなく、ワゴンモデルの延長線上といったもの。それゆえ乗用車から乗り換えても違和感や扱いづらさがなく、それでいて広い室内と多彩なシートアレンジを実現してファミリー層から支持された。
特に2列目のユーティリティ性が秀逸で、倒してテーブルとして使用できたり、折りたたんで3列目をロングスライドさせることで足を伸ばして座ることも可能だった。
また、当初は3列6人乗りと2列4人乗りの2種だったが、デビュー半年後に2列5人乗りを追加してより幅広いユーザーに対応。ただし、2001年に登場した2代目では完全な3列シート7人乗りになった。
「ワゴンから改名して若年層へもアピール」 カローラ フィールダー
2000年に登場したカローラフィールダー。新しいサブネームが付けられたが要はカローラワゴンの後継で、カローラの高い基本性能を継承しつつ広くて使いやすい荷室を備えたことが自慢だ。
とはいえただのフルモデルチェンジに終わらず、若年層に訴求するべくさまざまなアイデアが盛り込まれた。カローラとはいえエアロパーツ装着グレードを設定したり、パワートレインはセリカにも搭載される1.8リッターエンジンと6MTを組み合わせるなど、スポーティワゴンとしての一面も強調。CMにはキムタクや小野伸二など若者ウケする著名人を起用し、イメージアップを図ったのだ。
なお、3世代続いたが2019年に後継のカローラツーリングが発表されるとフィールダーはグレード整理をして細々と継続販売。そして2025年に生産終了となった。
【画像ギャラリー】ザ・国民車から生まれた派生モデルが面白い!(13枚)画像ギャラリー「サイオンブランドでも販売された2ボックス」 カローラ ルミオン
2007年には新たなコンセプトの2ボックスが仲間に加わった。それがカローラルミオンだ。
同社のbBに通ずる箱型シルエットのボディはシンプルながらユニークなデザインで、全長は4.2m強だが全幅は1.76mという完全な3ナンバーサイズ。
この角ばったボディは居住スペースにも大きく影響し、クラストップレベルのゆとりある空間と使いやすいラゲッジスペースを確保。高いベルトラインによって、心地よい包まれ感も実現している。
また、サブウーファー付き9スピーカーや青色LED採用の天井イルミネーションなど、若者ウケする演出も抜かりはない。
ちなみに、北米で展開していたサイオンブランドでは2代目「xB」として販売されていた。

















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