■ETC専用化のメリットよりもデメリットのほうが多い!
国交省も、ETC専用化のためには、「誤進入した非ETC車のナンバープレートを読み取って、事後に徴収するシステムの整備が必要」と言っているが、それほどの投資をしてまで、なぜETC専用化を進めたいのか、その理由を聞きたい。そんなことをわざわざやるより、現在すでに現金やクレジットカードで支払える料金精算機があるのだから、それを拡充したほうがはるかに簡単ではないのか?
「利用者の混乱が起こらないよう配慮し、例えばETC利用率の高い路線などから段階的に導入、拡大することを想定している」(国交省)という文言を読むと、新型コロナウイルスを口実に、無意味かつ延々と続く新たな業務を作り出して、縄張りを広げたいだけではないかという疑念も生じる。
ETC専用化が実行されたあとは、非搭載車が高速道路入口で右往左往するだろう。実施後数年たっても、「ETC専用化なんて知らなかった」という人は出るに違いない。仮に料金所が完全無人化された場合、入口ブースで立ち往生したクルマは、どうやってUターンさせるのか。誰も対応してくれなければ、パニックになって逆走や迷走という事例が増える懸念がある。
高速道路は、有料とは言っても公共設備だ。その利用を、事前に多くの準備が必要なETCに限定するというのは、得られるメリットに対してデメリットが多すぎるのではないだろうか。
コメント
コメントの使い方この記事書いてる人海外の事情分かったフリ。
アメリカは時速70マイルくらいで有料レーン通って後からナンバープレートの登録者の住所に100%確実に請求書送られてくる。事前登録の5ドル位のETCステッカー貼れば永遠に割安料金で請求あるしプリペイドでもオッケー。日本のETCって小学生のランドセルみたくどっかの業界の利権でしか無い。