アルファード ハリアー RAV4…カテゴリー別【絶対王者】に勝てるクルマ選手権

■ライトスポーツ絶対王者 マツダ ロードスターに勝てるクルマは?

マツダ ロードスター

●ポイントは……
・ミドシップの非日常性
・オープンなのに難易度が低い

 多少は高い価格帯まで含めると海外にはスペックで上回る車種がいくつもあるわけだが、ロードスターの場合、そこは全然問題じゃないように思う。

 そこで原点に立ち返り、クルマとしての本質の部分でどうなのか、S660とコペンという身近な2台の軽スポーツにあらためて目を向けてみることにした。

 S660は非日常性を感じさせる点で突出している。それはやはりミドシップであることに尽きる。背後から聞こえるエンジンサウンドや自分を中心に曲がる操縦感覚はS660ならではである。

ホンダ S660…S660は世界に比べる相手のいない軽ミドシップ。まさに日本オリジナルの貴重なスポーツカー

 スタイリングも普通じゃないが、これもミドシップなればこそこうなった。さらには面倒な幌の着脱やほとんど荷物の収納スペースがないことも、非日常性を感じさせる点ではむしろ一役買っている。

歴史的名車、ビートの現代版として2015年に登場したS660。実用性はほとんどないが、4つのタイヤが付いたバイクだと思えば納得。そんな楽しみ方が似合う!

 一方、コペンは逆にとっつきやすさが強みだ。3台のなかでは車高やヒップポイントが高めでいくぶん乗り降りしやすく、運転席からの眺めも乗用車に近い。

 アクティブトップを出した状態なら荷室も広く使いやすい。それでいてオープンカーの醍醐味である開放感でも上回っている。

ダイハツ コペン…S660よりとっつきやすいのが魅力のコペン。GRは走りも本格派

■スーパースポーツ絶対王者 日産 GT-Rに勝てるクルマは?

日産 GT-R

●ポイントは……
・大排気量V8自然吸気の吹け上がり
・エキサイティングなドライブ感覚

 NSXは価格が高すぎるので省くとして、GT-Rのメインの価格帯である1000万円台前半で考えた時に、これは! と思ったのがRC Fだ。

レクサス RC F…V8、5Lの咆哮を味わい尽くせ! GT-Rにはない魅力

 エンジンのパワフルさではGT-Rが圧倒的だけど、V8自然吸気の吹け上がりは絶品! TVDが効いてハンドリングもGT-Rを上回る。

 ほかではZもスープラもGT-R相手では力不足だし、海外勢を見渡しても、GT-Rの価格帯だとポルシェも大したことないし、新型コルベットはまだ乗ってないしと思っていたら、ちょっと高いけどAMG GTがあるじゃないか!

メルセデス・ベンツ AMG GT…AMGの最高峰。V8、4Lツインターボは530psを発揮!

 とにかくこのクルマ、ドライブフィールが超刺激的! 全車500psオーバーだから文句なく速いし、フロントミドシップで回頭性も抜群だ。運転して感じるエキサイティングさではGT-Rをしのぐ。


【番外コラム】唯一無二! どんな相手にも敗けない絶対王者は?

 絶対王者のなかには「相手が見つからない」ほど独自性を発揮しているクルマもある。その象徴がジムニー&ジムニーシエラ。

スズキ ジムニー&ジムニーシエラ…どこから見てもヘビーデューティ。こんなクルマが作れるのは日本だけだ!

 この企画に出てほしかったのだが、「ここなら!」だけでも勝てそうなクルマが見当たらないので断念。競合車がないのだからしかたない。ジムニー最強。

【画像ギャラリー】総勢22台! 各カテゴリーの絶対王者と負けず劣らずの伏兵たちをギャラリーでチェック!!!

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