■DAIHATSU ミラRV-4 1992年
【軽+クロカン】ミラにSUVテイストを追加したクロスオーバー。背面タイヤも背負っていた。乗用タイプに「クロカン風」の味付けをした先駆者のひとつ。注目度は高かったが街中で見る機会は少なかった。
■TOYOTA RAV4 1994年
【ハッチバック+クロカン】新鮮さと手頃な価格で人気に。都市型クロカンの人気を決定付け、その後の追従モデルを多数生んだ。発売当初は3ドアのコミカルなフォルムが支持を集めたが、後年5ドア仕様が追加され人気に拍車がかかった。
■NISSAN ラシーン 1994年
【ワゴン+クロカン】サニーをベースにRVに仕立てたユニークなクルマ。角張ったデザインで低めの車高とファンシーな内装で人気を集めた。全車4WDでグリルガードなどを装備。日産パイクカー軍団の総括的モデルでもある。
■MITSUBISHI デリカスペースギア 1994年
【ミニバン+クロカン】デリカスターワゴンの後継として登場。高い居住性と走破性で本格的にアウトドアを楽しむ層に高い支持を受けた。迫力のあるフロントマスクも人気を集め、いまでもオーナーズクラブを中心に愛用者は多い。
■HONDA CR-V 1995年
【ハッチバック+クロカン】RAV4のフォロワーとして登場。RAV4もそうだが今は北米向けとして活躍。2000年代以降日本市場では苦戦しており、現在はいったん販売終了。しかし近々復活することが正式にアナウンスされている。
■SUZUKI X-90 1995年
【?】2シーターだしTバールーフ(グラスルーフが脱着可能)だしスタイルはクロカン風だしで、なんのクロスオーバーなのかイマイチつかめないが、SUVの仲間なのは確か。FRベースのパートタイム4WDだった。
■SUBARU インプレッサグラベルEX 1995年
【ワゴン+クロカン】のちに「XV」として登場するコンセプトの先駆的存在。当時ヒットしていたWRXワゴンの派生系として(なぜか)クロカン方向にクロスオーバーした。背面タイヤとグリルガードが特徴的だったが、あまりヒットせず特別仕様車としてカタログモデル化せずに生産終了。
■HONDA S-MX 1996年
【ハッチバック+スペシャルティ】さらにミニバンの要素も入ったごった煮クロスオーバー。ベンチシート仕様が用意され、フルフラット化も可能だった。なんとなく若者向けで売り出され、なんとなく若者も支持したモデルだったが、一発屋的な要素が強かった。
■TOYOTA カローラスパシオ 1997年
【コンパクト+ミニバン】コンパクトサイズで3列シートを実現した奇跡のパッケージ。一時期カローラシリーズの販売を牽引したが、リアドアがヒンジ型だったこともありやがて販売は低迷。シエンタにバトンタッチして生産終了。
■TOYOTA ハリアー 1997年
【クロカン+高級サルーン】クラウンをSUVにすればこうなる? というイメージで登場し大ヒット。日本だけでなく北米市場でも大いに支持された。少なくとも日本における高級SUVのパイオニアとして市場を切りひらいた功績を持つ。今年20周年。
■SUBARU フォレスター 1997年
【ハッチバック+クロカン】SUVテイストが強いクロスオーバー。スバルらしく武骨なデザインに加えて、走破性と機能性に優れていた。現在もスバルの人気車のひとつで、2018年にフルモデルチェンジ予定。
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