【RAV4、ジューク、C-HR…】日本車のお家芸だった歴代クロスオーバーカー 41選

■NISSAN ルネッサ 1997年

【ワゴン+ミニバン】ワゴンの機能性とミニバンの居住性をミックス。発売当初、日産は「マルチアメニティビークル(MAV)」と呼んでいたが、その呼称も特に定着せず生産終了へ。フロアが二重構造となっていて床面が高いわりに、特にバッテリーなどが積まれることもなかった。

■ISUZU ビークロス 1997年

【スポーツカー+クロカン】V6、3.2Lを搭載する4WD。ポルシェカイエン、マカンのご先祖様? 「スタイリッシュなSUV」の先駆けではあるものの、内装がいすゞミューだったのが災いしたか、一台限りで生産終了。

■TOYOTA スターレットリミックス 1998年

【コンパクト+クロカン】ルーフレールと背面タイヤを装着し、SUV風味を発揮。中身は普通のスターレットだったが一部好事家に受けた。コンパクトカーにあれこれアウトドア系のパーツをつけて「SUVでござい」というパターンのひとつ。

■HONDA HR-V 1998年

【スペシャルティ+クロカン】クーペのかわりに登場するも、人気イマイチ盛り上がらず。当時ホンダが推し進めていた「J・ムーバー」(「楽しさ創造車」をスローガンとした取り組み)の第2弾。ちなみに第1弾はキャパでした。

■HONDA アヴァンシア 1999年

【ワゴン+スペシャルティ】実用性よりも特別感を優先し王者レガシィに対抗するも撃沈。かつてヒットしたアコードエアロデッキを彷彿とさせるフォルムだったが、あまり市場には響かなかった模様。前席ウォークスルーなど挑戦的な仕様だった。

■DAIHATSU ネイキッド 1999年

【軽+クロカン】ミラをベースにSUV要素をミックス。バンパーなどが取り外せる構造だった。ルーフに突っ張り棒を設置できる凹みがあり、また内装も(この頃から流行り始めたデザイナーズレストランのような)鉄板を露出させたデザインだった。

■NISSAN ステージアAR-X 2001年

【ワゴン+クロカン】車高アップ、前後オーバーフェンダー&大径タイヤ装着でSUVテイストを加えた。シリーズ最上級グレードだった。ちなみに初代ステージアにはR33スカイラインGT-Rのドライブトレーンをそのまま使った「260RS」というなかなかに尖った特別仕様車があった。

■HONDA モビリオ 2001年

【コンパクト+ミニバン】フィットの3列シート。欧州の路面電車を見本にデザインしたといわれる。ガラス面積が広大で、乗っていると確かに「電車っぽい……」という印象をひしひしと受けるモデルだった。

■MITSUBISHI エアトレック 2001年

【ハッチバック+クロカン】当時人気が上昇してきたシティ派SUV。ランエボ譲りの本格4WDターボを設定していたのが三菱らしい。

■TOYOTA bBオープンデッキ 2001年

【コンパクト+ピックアップ】大胆な異ジャンルの組み合わせ。長いコンパクトカーの歴史でも量産市販車でメーカーがカタログモデルとしてピックアップにしたのはこれだけ。

■NISSAN キューブ3 2003年

【コンパクト+ミニバン】キューブのホイールベースを170㎜延長し、3列シート化。活躍が期待されたが、残念ながら一世代で終了してしまった。車名はこれで「キューブキュービック」と読む。3列目シートに座ると頭部のすぐ後ろがリアガラスで、なかなか迫力があった。

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