前日にしっかり寝ていたつもりなのに、2時間も高速道路を運転していたらなんだか眠気が……。そんな状態に陥ったドライバーも多いことだろう。
もちろん体調を万全に整えるのはドライバーの最低限の義務ですが、避けられない眠気にはいろいろと対策があります。
次の休憩スポットまで安全に辿り着くためにも、眠気覚ましのオススメを国沢さんが教えてくれました。年末年始のロングドライブに備えてぜひ参考にしてください。
文:国沢光宏/写真:Shutterstock.com
2017年12月10日号「クルマの達人になる」
■カフェインの効果は抜群!! でも服用には気をつけるべし
最強の眠気覚ましに出会いましたね! ライオンが発売した『トメルミン』という、通信販売も可能な第3類の医薬品で、眠気防止に著効するカフェインを500mg(1日服用量)も含んでいる。ほかの眠気覚ましと比較しても圧倒的といってよかろう。
そもそも今までカフェインの摂取限度は400mgなどといわれており、私もそういう紹介をしてきた。いっぽう、1000mgまで問題ないという文献も少なくない。
たしかにカフェインの影響は個人差があり、普通のコーヒーを飲んだだけで手の震えなどが出てしまう人もいる。アメリカへいくと、カフェイン抜きコーヒーを置いてない店などないほど。
とりあえずコーヒーで問題なければエスタロンモカなど試し、これといった副作用ないことを確認したなら、500mgのトメルミンいけると思う! 値段は6錠入り600円、12錠入り1080円。1回100円だ。コスパという点で決定的。
さっそく試してみました。味はカフェインにありがちな苦みなく、むしろメントールのスッキリ感強い。飲んで10分もすると、明確にシャッキリしてきます!
「原稿書かなくちゃならんけど少し眠いっす」という状況だったのだけれど、10分もしたら、とうてい眠れるような雰囲気じゃない。バッチリ目が覚めたまま、3時間くらい仕事できた。
■水なしで飲めるトメルミンの効果はいかに?
クルマを運転している時ものんでみたら(水なしでOK)、これまた目覚めた~! 居眠りの気配すらなくなったほど。ということで、イザという時のため、クルマのなかにトメルミンを常備しておくことをすすめておく。
1日あたりの限度は3錠まで。1度に3錠でなく、最低でも6時間くらい空けること。また、効果持続中、コーヒーや紅茶は飲まないようにしたほうがいい。
まぁ1錠のめばウソいつわりなく6時間くらい効いた。夕方6時過ぎにのんだら、日付変更線をまたがないと寝られなくなるのでご注意を。とにかく史上最強の目覚まし楽であることを保証しておく。
さて。第3類の医薬品でカフェイン500mgがOKということになったため、これまでの常識も少しばかり変わった。
私は今まで眠気対策のため200mgを上限にカフェインの摂取量を紹介してきたけれど、2.5倍になりました。330ccの『レッドブル』は1本あたり105mgだから、4本くらい1日に飲んでも問題なし。
比較的入手しやすい『眠眠打破』のカフェイン含有量は120mg。これは4本までいける。コスパ高いのが『モンスター』。カロリーゼロのタイプも販売しており、1本あたり180mgのカフェインを含む。
ちなみに本物の睡眠不足の時や、咳止め、かゆみ止めなどに代表される薬物を摂取した時の運転は、法律で禁止されている。
しかも眠くなる薬物とカフェインを同時摂取するのは危険とされる。カフェイン飲んで眠気を覚ますのは、正常な体調時にかぎるということを付け加えておく。
※効果などについては著者個人の感想です。製品を使用する際は説明書をよくお読みのうえ正しく服用して下さい。
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