本家より大幅値引きした日産のOEM車
「オッティはうちからのOEM車なのに日産の販売店は信じられないような値引きをする。値引き競争になると、eKワゴンが負けてしまう」
日産は販売台数を増やすことに重点を置き、車検や点検費用で売り上げる考えだから、薄利多売のOEM軽自動車で大幅値引き販売を行った。これもOEM車を導入する目的とその戦略だった。
まだまだある! 記録より記憶に残ったOEM車たち
■トヨタ キャバリエ/1996-2000年
貿易摩擦を緩和すべくGMのシボレー キャバリエをトヨタで売ることになった。販売の低迷で値下げを繰り返し、最終的にセダンの価格が156万円に下がった。
2.4Lエンジンを搭載しながら、1.5LのカローラセダンSEなどと同等の価格だ。超絶的な買い得車であった。
■シボレー MW/2000-2003年、2006-2010年
OEM車とベース車の違いは、一般的にはメーカーエンブレム程度だ。しかしシボレーMWは大型グリルを装着して、ベース車のワゴンRソリオとは顔つきを大幅に変えた。
本革シートを備えながら価格を安く抑えた仕様も用意され、シボレーブランドも注目された。
■いすゞ アスカ/1997-2002年(3代目)
セダンの生産を終えてOEM車に切り替えた後のいすゞは、いろいろなメーカーと提携を結んだ。
特にホンダとは活発で3代目アスカは5代目アコードのOEM車。ビッグホーンなどとは逆に供給を受けた。ただしセダンのみでワゴンはなく、販売は伸び悩んだ。
コメント
コメントの使い方結局 ekワゴンのOEM車は何なの?